女性の視線釘付け!渋い大人の男にも似合うベージュのブリーフケース

2021/12/06

モテる男の1万円服装術20211124/THE SUIT COMPANYの「フェイクレザー ブリーフケース」

ビジネスマンのカバンといえばビジネスブリーフですが、ベージュ色のタイプはメンズではあまり見かけません。しかし、ベージュのビジネスブリーフは行きかう女性の視線を独り占めにするポテンシャルを秘めています。

THE SUIT COMPANYのベージュ色の「フェイクレザー ブリーフケース」は、「女性目線で考えた『男性に持ってほしい』バッグ」として開発されたそうです。それを知り、妙に納得しました。男性のバッグ売り場は黒や茶などのダークカラーの品揃えが一般的ですが、女性の売り場は華やかな色であふれているからです。

この製品は、同社の女性スタッフとカバンの老舗、ACEによる共同開発です。ただ、女性の反応が明らかに良くなることが分かっていたとしても、そもそも明るい色を持つことに抵抗ある男性は多いのではないでしょうか。

気恥ずかしさの背景には、服とバッグの「色合わせに対する誤解」があると私は見ています。ここでは、オンオフ問わず、コート姿を冬モテさせるベージュ色のビジネスブリーフ活用の工夫について紹介します。

服とバッグの色が近づくと全身に統一感が生まれ、「バッグが服装になじむ」という考え方があります。一方で明るいバッグをアクセントとして全身にメリハリをつくる着こなしもありますが、こうしたコーディネート法則は意外に知られていないようです。

服とバッグの色合わせは「肩紐の有無」で変わります。たとえば、リュックやショルダーバッグならば服の色になじませるコーディネートが正解です。肩紐は生活感が強いため、なじませた方が好印象に映るのです。

一方、手持ちするトートバッグやビジネスブリーフを私はスターアイテムと呼んでいます。服の色なじみを気にせず、挿しこむだけで華やかに見えるからです。これが明るいバッグで全身にメリハリをつくりやすいと述べた理由です。

特に今回紹介したビジネスブリーフはカタチにドレス感があるため、似合う服の幅が広いのが特徴です。スーツやジャケットに合うことは当然ですが、バッグの色合いがカジュアルなので休日のコートスタイルにも相性抜群です。

前回紹介した赤やボルドー色のセーター姿も、まろやかな印象に仕上げてくれます。ただし、ダウンジャケットなどアウトドア系には合いませんのでご注意ください。

手持ちのダークカラーコートを冬モテさせるバッグとして、ベージュ色を選んでみましょう。知り合いの女性から「そのバッグいいですね!」と声を掛けられること請け合いです。

【写真】 THE SUIT COMPANYの「フェイクレザー ブリーフケース」(1万4300円)

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この記事のライター

森井 良行

森井 良行

スタイリスト。のべ4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行し、現在はおしゃれを学ぶコミュニティ「エレカジ大学」を主催。「日本元気シニア総研」研究委員やAll Aboutメンズファッションガイドを務める。近著は『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)。


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