クラブ、キャバクラ、風俗…男は目を覚ましたほうがいい
「『香川照之』強制ワイセツの“夜の顔欠け」「セクハラだけじゃない暴行もパワハラも」
週刊誌に見出しが躍りましたが、私が驚いたのは、そうした記事に対し「セクハラが嫌ならキャバクラで働くべきではない」「ホステスがそれくらいでPTSDになるわけない」といった意見が少なからずSNS上で飛び交っていたことです。
ホステスは、一緒にお酒を飲み交わして接客をするお仕事。アルコールが入ることにより、客の理性が働かなくなり、卑猥な言葉や体へのタッチなどのセクハラが発生してしまうことは、よくあると思います。銀座のクラブで働いている私の友人からも「お尻を触られた」「胸を触られた」という話を聞くのは日常茶飯事。程度にもよりますが、完全に防ぐことは難しいかもしれませんね。
しかしながら、クラブやキャバクラは、あくまでもお酒を飲み交わし、会話での接客を受ける社交場。ボディタッチなどはどこの店でも禁止事項となっています。
相手方が提供しているサービス以上のものを要求することはNGだと思います。この点がサービス業だとわかりにくいですが、たとえばコンビニに行って、購入した商品以外も無料でくれ! と言っているようなもの。
女の子と飲みたい人はクラブ、キャバクラやガールズバー。ボディタッチをしたいのであれば、風俗やセクキャバなど体に触れることを許可しているお店に行くべきだと思います。
日本は男性にとって恵まれていることに、飲食店や風俗業には多種多様なニーズにそったサービスの店があります。探せばきっと、要望しているサービスと提供できるサービスが一致するお店が見つかるはずです。
ホステスとして働いている限りは、そのような事故が発生しやすいとは思いますが、「仕方がない」という認識は、もはや令和の世に通用するはずがありません。今回の一件で、目を覚ました方もいるのでは?
この記事のライター
工藤 まおり
フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。
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