「浮気を妻に堂々と告知する」という生き方に賛否両論

2022/06/06

幸せおじさん2022年6月6日

ポリアモリー(複数恋愛)の男性が、妻の了承を得た上で浮気をしているという話を小欄で書いたところ、さまざまなご意見をいただきました。「うらやましい」「人としてあり得ない」「理性が働かない子供のようだ」…。

中でも気になったのが、「浮気は相手にバレないように隠し通すことこそが正義。こんな行動はあり得ない」という、ある男性の指摘です。

私の友人にも、「妻から『もし浮気をしても絶対に隠し通して』と言われている」と話す男性もいます。女性の側にも「浮気はバレずに遂行することが、パートナーに対する配慮である」という価値観を持つ人は、いるようですね。

一方で、「浮気に関しては事前にお互い話し合ってルールを決める」というカップルたちもいます。そうした人からは、「妻に了承をもらいながら風俗に通っている」「性病対策をすれば浮気はOK」などの声が聞かれます。

お互い浮気せずに、一緒にいられることがベストではあるという前提で、隠して浮気する人と、告知した上で浮気をする人|皆さんはどちらに共感しますか。

私は後者です。今のパートナーとも、他の人とセックスがしたくなった時のルールについて話し合っています。人生を共にするパートナーに対して何事にもフラットに話し合えるようにしていきたいからです。

「人生100年時代」と呼ばれている今、生涯1人の人だけを性的対象として見続けることは困難だと思っています。しかしその困難なことをどのようにコントロールして乗り越えるべきかを話し合ってみたいのです。

「他の人とセックスをしたい」と言われることで傷つくかもしれません。ですが、それよりも相手に対する信頼をゼロにしたくない気持ちの方が大きいのです。

「浮気」に対する価値観は人それぞれ。一緒に生きていくパートナーがどのような考え方なのか。お互いにあらかじめ確認をした方がよい時代なのかもしれません。

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この記事のライター

工藤 まおり

工藤 まおり

フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。


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