合意の上で複数のパートナーと“関係” 「ポリアモリー」という考え方とは?

2022/05/15

幸せおじさん2022年5月15日

先日、「自分はポリアモリーで、妻のほかに彼女が数人いるんだ」という既婚男性に出会いました。ポリアモリーとは、相手との合意の上で複数のパートナーと関係を築く“複数恋愛主義”の恋愛スタイルを指します。

いわゆる「浮気」との1番の違いは「相手側にしっかりと合意をとること」。ポリアモリーと公言する彼に詳しく話を聞いてみると、結婚したタイミングで弁護士に依頼し「浮気をしたとしても、訴えたりしない」という誓約書を作ったそうです(実際は誓約書があっても、セックスという行為がある限りは慰謝料を請求する権利はあるみたいですが…)。

そして、妻と一緒に暮らす家とは別に賃貸を借り、そこで婚姻関係を持つ妻に了承をしてもらいながら複数人の女性と恋愛関係を持っているとのこと。お互いの関係を守るために、「性病検査、妊娠しないように相手にはピルを処方する」「妻がストレスをためた場合は、プレゼントをしてお金で解決する」などというルールを決めて守るようにしているそうです。

パートナーや恋人以外の人に好意を持つこと自体は、あり得ることだと思いますが、そこから進むかどうかは、自制心を持って理性でコントロールしている人がほとんどだと思います。どうしてもコントロールができない場合は、隠れて浮気をするか、相手に相談するかの2択。いろんな考えがあるかもしれませんが、私自身は前者よりも後者の方が誠実だと思っています。

ただ、「あなたも好きなんだけど、他にも好きな人がいる」と自分のパートナーから言われたら、頭が真っ白になってしまいそうですが。片方がポリアモリーで、もう片方がそうではない場合、一方が我慢することが多くなってきてしまうので、時間やお金などで何かしらメリットがないときつくなってしまうかもしれません。

もし自分のパートナーがポリアモリーだった場合は、自分だけが我慢することがないようにルールを設計しようと思います。

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この記事のライター

工藤 まおり

工藤 まおり

フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。


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