たびたびご紹介している女性向けセルフプレジャーアイテムブランド「ｉｒｏｈａ」がブランド発足１０周年を記念して水原希子さん＝　写真　＝をアンバサダーに迎えることを発表しました。水原さんとのコラボ製品も開発されるそうです。

かつて私がＰＲを担当したブランドでもあるので１０年を振り返ってみたいと思います。「性を表通りに変えていく」というＴＥＮＧＡ社のビジョンに共感した女性社員たちによって生まれた「ｉｒｏｈａ」は、ブランド誕生までに３年ほど要しました。誕生する前の２０１０年ごろは、性の話はタブー視され、市場に出る性を楽しむアイテムは女性が自ら手に取りにくいものばかり。女性のために女性が考え、女性が作るグッズとして制作が開始されました。

試行錯誤の末、１３年に発表された初期アイテムは今でもよく覚えています。自社製品ですが、私は新卒の初任給で購入しました。肌触りがとてもすべすべしてて、やわらかくて、心地がよい。「女性だって性を楽しんでもいい！」というメッセージが製品から伝わってきてすぐにｉｒｏｈａのファンになりました。

誕生して１０年経った今も、女性が性を楽しむことに対して否定的な雰囲気はあります。それだけに、自立した美しい女性のイメージを持つ水原さんを迎えたことは朗報です。水原さん自身、「セルフプレジャーは私たちにとって、とても大切なこと。わたしがアンバサダーとして発信することで、たくさんの女性たちがセルフプレジャーについて大切な人と話せるようになったらいいなと思います」とコメントしています。

セルフプレジャーアイテムを自分のために購入する女性はまだ少数派かもしれないですが、少しずつ自分の気持ちよさについて大切な人と話せたり、自分の気持ちよさや性欲を認めたりできる女性が増えてほしいです。