厳しい寒さが毎日続いていますが、二十四節気では２月３日の節分を過ぎると２月４日から「立春」になります。とはいえ、寒いとどうしてもセーターなどの分厚い服を重ね着してしまいがち。しかし、やみくもに重ね着してしまうと、当然ながら格好は野暮ったくなります。

さらに、セーターの上のアウターを中綿がたっぷり入った防寒用のダウンジャケットなどにしてしまうと、着太り確実。真冬のデートスタイルを考えるとき、この着太りだけは避けたいところです。

せめて、見た目はすっきりデザインのウールコートを羽織りませんか。保温力もあるウールのコートを選べば着太りせず、ぐっとあか抜けた感じになり、女性からも一目置かれます。

つまり、野暮ったさと洗練されたおしゃれな雰囲気の境界線は、一番上に着るアウター次第だということです。シャツやセーター、パンツの素材やデザインなどで頑張っても、一番上に着るアウターがもたついて見えてしまったり着太りのイメージが出てしまうと、「素敵さ」からほど遠くなってしまいます。

真冬だからと防寒ばかりに気をとられて服を選ぶのは、もうやめましょう。寒さを我慢しなくても現代の機能下着と一番上に着るコートで素敵になることは可能です。

真冬のデートスタイルで役立つ、そろえておくべきアウターは、「ウールのカラーコート」です。黒やグレーなどビジネスで多用するベーシックカラーとは別に、前回紹介したベージュのコートは「おしゃれコート」としてぜひ１着は持っていたいですね。

まだ冬物の最終セールをしているお店も多いので探しに行きましょう。たとえば、写真のようなブルーのコートは真冬のデート・コーディネートにぴったりです。

衿を立たせて羽織りますが、前回紹介したグレーのウールのスラックスにも合いますし、写真のような黒のパンツを合わせると、上品な中にもクールな雰囲気になります。

小物使いも非常に大切です。長方形のショールなどを肩からかけると、縦のラインを強調し、背がスラっと高く見えるという効果も出ます。

真冬のデートスタイルには、こうした色や襟のデザインに遊び心を感じさせるウールのカラーコートが断然おすすめです。