女性にホメられるコーデュロイの「休日服」

2021/02/17

モテる男の1万円服装術20210210/スーツカンパニーのベスト着画

夕刊フジと中高年結婚情報サービスの茜会(東京都新宿区)が共同で実施した男性ファッションの意識調査の結果をもとに、コロナ下でのファッション提案を行っています。



休日の服装ホメられた人は3割

前回のコラムでは、「服装や外見で、人からの扱われ方が変わると思いますか?」という設問に対し、男性回答者の88%が「はい」と答えていました。その回答から、自宅で気分を盛り上げる「1000円の工夫」として、暖色のカラーソックスを紹介しました。

今回は、「ここ3年の間に休日の服装をホメられたことがありますか?」の設問に対し、「はい」と答えた人が29%しかいないことをテーマに、その解決法をお伝えします。

服装ホメ合えば気分も楽しく

この設問には隠れたメッセージがあります。コミュニケーションを取る方法のひとつとして、お互いの服装について関心をもち、ホメ合うことができれば、ストレスがたまるコロナ下でも楽しい気分になれるはず、というものです。

多くの男性はこれまで、平日は「スーツ」で、休日は「カジュアル服」でした。ところが、突然のコロナ禍で服装が変化した人が増えています。新しい日常では、平日と休日に着る服を明確に分ける機会が少なくなってきたからです。

コーデュロイのスーツが休日服に活躍

例えば写真のような、茶色と白のギンガムチェックのカジュアルなシャツにコーデュロイ素材のスーツ、同素材のベストの服装。これは平日用でしょうか、休日用でしょうか。

コーデュロイ素材は、仕事用のスーツ素材としてはカジュアル度が強く、フォーマルなビジネスシーンには不釣り合いと感じることもありました。逆に、休日に着るには素材的にはぴったりですが、スーツとしてのカタチが堅さを感じさせてしまうため、このようなスーツは活躍する場面は多くはありませんでした。

しかし、これからは“おしゃれな休日服”として活躍する場面が増えると私は思います。なぜなら、コーデュロイというカジュアルな素材が持つラフな雰囲気と、スーツのカタチゆえの“きちんと感”の絶妙なバランスが、ウィズコロナ時代と合ってきたからです。

カジュアル素材の布帛のベスト

最近は、休日でも勉強会やオンラインミーティングが盛んです。平日、休日問わず、さらに時間帯も早朝から夜間まで、一日中オンラインで仕事も学びも遊びも混在しているのが実情です。

部屋着のジャージやトレーナーを着てそれらに参加するのではなく、自宅にいても「布帛(ふはく=織物)のベスト」を着ることで、オフィシャルな場面でもプライベートな集まりでも、ほどよく「きちんとさ」と「カジュアルダウン」を両立させられます。

平日も休日も、絶妙なバランスが表現できるVゾーンを作れる「カジュアル素材の布帛のベスト」を見つけたら、ぜひ挑戦してみましょう。


写真はコーデュロイ素材の布帛のベスト(スーツ・カンパニー製、※現在は販売していません)

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この記事のライター

こうの めぐみ

こうの めぐみ

50代以上のデート・ファッションを提唱するパーソナル・スタイリスト。婚活中の人のプロフィル写真用スタイリングのほか、豪華クルーズ船に乗る人のスタイリングなども手がけている。日本元気シニア総研研究委員。


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