妻やパートナーを人に紹介するとき、「褒めるか、けなすか」問題

2022/06/30

幸せおじさん2022年6月30日

人前で自身のパートナーをけなしたり、悪く言う男性がたまにいます。

以前、飲み会の席で女友達からパートナーを紹介されたとき、その男性が「こいつはなんもできない」「こいつはバカだから」と笑いながら話しているのを聞いて、嫌な思いをしました。

日常的に私の友達をそんな風に扱う人なのかと疑問に思いましたが、彼女いわく「2人のときはあんなことを言う人じゃない。盛り上げるために言っているだけなの」ということでした。

うまくいっているのなら問題ないとはいえ、それ以来、私がパートナーを紹介するときは、なるべくポジティブな言葉を並べるようにしてきました。

ところが先日、食事をしている際にパートナーが「実は…」と言いづらそうに切り出し、「人に僕を紹介するとき、恥ずかしいからできれば褒めないでほしい。けなされた方がましだ」というのです。うっかりしていました。自分が良いと思っていることが、必ずしも相手にはそう映っていないことを。

話し合いの結果、友人の前でパートナーを褒めることは廃止することにしました。

その一方で、私はできれば友人の前で悪く言われたくないタイプなので、それも相手に伝えました。コミュニケーションの一環での多少のいじりは楽しいですが、度が過ぎると「私って本当はこのように思われているのか…」と悲しい気持ちになるのです。

物事の善し悪しは自分基準で考えがちになっちゃいますが、本当に十人十色だなと再確認しました。自分のコミュニケーションで相手がどんな気持ちになっているのか、定期的に確認してみても良いかもしれませんね。

そして、紹介を聞いている側も、悪口にしても、褒め言葉にしても、嫌な思いをする可能性はあります。なので、貶しもしない、褒めもしないような紹介の形が一番スマートなのかもしれません。

謙遜しすぎない、自慢にも聞こえない、ありのままを紹介する術を身に着けたいものです。

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この記事のライター

工藤 まおり

工藤 まおり

フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。


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