人生もビジネスも、すべては「重要な２割」に集中できるかにかかっている。「無意識に重要ではないことに関わる」ことは「意識的に、どうでもいいことに関わること以上に害がある」という説もある。今回は残された人生の時間を有効に活用するために、重要な２割に集中する「俺活法則」について紹介したい。

■没頭できる趣味と仲間づくり

自分の居場所を見つけて、悔いなく有意義に生きるには、没頭できる趣味との出会いが必要だ。そして、それを一緒に楽しむ仲間。この２つを得るための最短距離を描く。

没頭できる趣味は一つ一つ試していけばよい。しかし仲間づくりは、少しテクニックが必要になる。昔の友達の中から見つけようとしてもなかなか見つからない。むしろ、趣味を通じて新しい友達と出会うほうがいい。過去でなく、未来に目を向けて友達探しをはじめよう。

■生きることを楽しむための体づくり

50代以上はなんといっても筋肉量が重要になる。筋トレやウオーキングなどを地道にやることが重要だ。ある程度体力がつく、今度はそれを維持することが楽しくなる。

とはいえ、退屈なエクササイズは続かない。おすすめなのは没頭できるスポーツを１つ持つこと。もう１つは近所の24時間ジムだ。スポーツができない日には、近所の24時間ジムに行って30分だけトレーニングする。その蓄積が健康な体をつくる。

■あと数十年、自活できるビジネスの仕組みづくり

一番幸せなのは「好きで得意な仕事」をすること。そのための、ビジネスの仕組みづくりを行う。定年退職してからではなく、その５年、10年前からしっかりと準備をする。講師業、インストラクター、ネット通販、不動産、投資、オリジナル商品のメーカー、企業顧問など、会社のためにではなく、自分自身のためだけに準備をしたい。

■親との思い出を語る時間づくり

親とあと何回会えるだろうか？　そう自分に問うてみる。そして、用事がなくても、親と一緒にご飯を食べ、思い出を語る。余力があれば、実家を片付けたり、庭の手入れをする。親と思い出を語ることで、新たな「俺活」にも身が入る。

■子供に伝えるべきことを伝える時間づくり

子供にはもう十分、自分の思いを伝えただろうか？　人生のこと、ビジネスのこと…まだまだ伝えたいことがたくさんあるのではないか。

いつもより少し高めのレストランやバーに子供を誘って、人生のことを語ってみてはどうだろうか？　自分が子供たちの年齢の頃にはどんなことをしていたのか、それを伝えるだけでも絆が深まる。

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「重要な２割」は人によって異なる。上記はあくまでもサンプルだ。あなたにとっての重要な２割はなんだろうか？