お盆の時期が終わると、洋服売り場は少しずつ「秋物」が並びはじめます。とはいえ、実際は30度を軽く超える猛暑日が多く、Ｔシャツを着る日はしばらく続くでしょう。そこで、「Ｔシャツの着こなし」の第３弾は、Ｔシャツの概念を超えた「サマーニット風Ｔシャツ」です。

• リモートワークで気を抜いていないか？
• 大人の男性にオススメしたいサマーニット風Ｔシャツ

リモートワークで気を抜いていないか？

前回のコラムでは「ユニクロで買えるよそ行きＴシャツ」を紹介しました。生地感と色に工夫を施せば、ダンディーな外国人俳優のような雰囲気になるので、ぜひ挑戦してください。「〇〇さん、若いですね！」と言われること請け合いです。

さて、コロナ感染拡大の影響を受けて、自宅でのリモートワークやオンライン会議などが多くなった人もいるでしょう。これまで仕事着として着ていたスーツをほとんど着なくなり、『カジュアルでいいや』と気を抜きすぎたスタイルに陥っている人もいそうです。

たとえ上半身しか見えなくても、服装に気遣っているかどうかは、画面の向こうの人に伝わっています。Ｔシャツも同じです。

Ｔシャツを「外出着」として前面に出したい場合、デザインやシルエット、色を吟味して選ぶことの重要性を今までお伝えしてきました。いまやＴシャツは、ひとことでは語りつくせないくらい、さまざまな種類が登場していますので、きちんと着こなせばオンライン会議にも十分通用します。

大人の男性にオススメしたいサマーニット風Ｔシャツ

写真のようなサマーニット風のＴシャツは、肌に「着かず離れず」のシルエットとデザインなので、大人の男性にこそ似合います。

その際、大事なのはＴシャツのサイズです。このＴシャツは伸縮性があるので、ピチピチにならない程度、つまりご自身の実際のサイズよりも少しだけゆとりがあるほうがおしゃれです。

もうひとつ大事なのは下（ボトムス）に何を合わせるか。猛暑の８月限定であれば、白や濃紺、黒、ダークグレーなどの短パンなどでもＯＫです。

「外出時の短パンスタイルはちょっと抵抗がある」という人は、７分からフルレングス（10分丈）の細身のデニムやチノパンツに履きかえるだけで、ほどよいカジュアル感が出せます。

１枚で着てもおしゃれに決まるＴシャツなので、自宅でのリモートワーク時や、急にオンライン会議になったときもあわてて着替えることなく、１日を快適に過ごせるでしょう。

サマーニットのようなＴシャツは伸縮性、発色、肌触りが抜群です

（紹介したＴシャツはすべてニコル、税別1万5000円）