肉そばと言えば、申し訳程度の肉のがぱらっと乗っているもの…と思いきや、精肉卸が展開するこの店は違います!
店名にたがわず、特注蕎麦の上に山盛りの肉が「ゴンっ」と積み上がる。肉系男子だけでなく、ひとり飲みの女子にもお薦めできる、至福の肉そばです。
西新橋のビジネス街にひっそりと佇む「肉そば ごん」
実は結構そばが好きだ。それも立ち食いそばが大好きだ。初めての店で注文するのはもりそばで、2回めは肉そばを注文する。
だが、その結果どこか寂しい気持ちになってしまう。現れるのは申しわけ程度の肉ということが多いからだ。しかも「肉大盛り」のできない店が多い。嗚呼…。
だが、東京・虎ノ門で見かけた「肉そば ごん」は違った。店名に盛り込まれた「肉そば」には肉がドンと、いやゴン! とばかりに盛られている。
しかも券売機に肉増しのボタンまである。ありがたい!
食券を買い、席でしばし待つ。そして目の前に置かれた「肉そば(肉増し)」は衝撃の初体験となった。これまで食べてきたどんな肉そばよりも肉の量が多い。
正確に言うと、一見して麺が見えない。正直に言うと最初は麺を入れ忘れたのかと本気で思ったほどだ。
精肉卸ヤザワミートの社長が、たっての想いで立ち上げた新業態の蕎麦屋
よくよく聞いてみると、実はこの店、精肉卸や数々の焼き肉店を経営するヤザワミートのそば業態店。
近年、同社は海外にも焼き肉店を展開している。シンガポール店出店の際、そば好きで知られる、同社社長の稲田智己氏が数カ月現地に滞在。
現地食に食べ飽き、「そばが食べたい!」となってできた業態なのだという。
社長自らが旗を振った新業態なのだから、中途半端な仕上がりになるわけがない。
「肉屋のそばなら、がっつり肉が乗っているべき」という社長の思想が反映された思いきりのいい肉の盛りなのだ。
大のそば好き社長だから、もちろん麺にもこだわって開発
独自に開発した食べごたえのある特注麺はきりりと冷やされ、その上には、しょうゆとみりんと砂糖で軽く煮込まれた牛バラ肉が鎮座する。
そばつゆは煮干しにサバ節、ソウダガツオの厚削り。自家製の葱油がなんとも香ばしい。生卵につけてのすき焼き風の味わいはなんともぜいたく!
昼にもかかわらず、思わずビールや酒を飲んでしまいたくなる。しかも、このメニューなら肉で酒を飲んだ後には、そばも食べられるという副賞つきだ。
繊細な味わいももちろんいい。だが、ときに量が正義につながる肉もある。少なくとも、この肉そばは正義だ。
山芋が練りこまれた、存在感ある蕎麦の大盛りが、なんと無料!
肉そばにはビタミンB1、ナイアシン、ビタミンB6が豊富なだけでなく、ミネラルも豊富に含まれます。
毛細血管の働きを安定させ、強化してくれる”ルチン” も見逃せません。そば湯も一緒に飲むとより効果的ですね。
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