「女を売り物にしてはいけないのか?」を考えます

2020/12/05

幸せおじさん2020年12月5日

「女」を売り物にしてはいけないのでしょうか。

 とあるEDクリニックが、駅の巨大看板に女性ユーチューバーの豊満なバストがアップになった広告を活用しSNS上で賛否の声がありました。


「女」という性的な特徴を活用して、お金に替えるという行為はいつの時代もさまざまな意見があります。賛否の声が多様だからこそ、毎回この議題はなくなることなくクローズアップされ、答えのない議論が繰り返されてきました。

そもそも、「いけない」かどうかの基準を何に求めればいいのか。法律に引っかからない限り、誰にもジャッジする権利や資格を持ちません。

一説には人類史上最古の職業と言われる売春婦も「女」を売りにしている仕事といえるでしょう。

売春を肯定するわけではないですが、たとえ「いけないこと」でも「需要」と「供給」が一致する限りはなくなってこなかったという現実があります。

一方で、本人が意図しないところで勝手に「性的対象者だからこその付加価値」を評価されることもあります。営業職時代、契約いただいたクライアントから口説かれたことが何度かありました。勝手に向こうが私の女としての付加価値に期待し発注したのでしょう。こちら側は売り物にしたつもりはなくてもそんなことがあります。

巨大看板の例に沿って私個人の意見として言えば、自分が売りたいのであれば良い。自分を傷つける行為であれば辞めた方がいい。他人を傷つける行為もあまりよくない、と思います。

女性特有の良さを引き出したい方はそのように自分らしく生きてほしいです。ただ、それによって自分や他人が不愉快に思うなど傷つける可能性があるのであれば露出場所を考えたり、発信方法を見直してみた方が良いのではないでしょうか。

私の場合、異性としての好意を向けられながら営業の発注をいただくのは苦痛でしかないので、そういう場合は静かに離れていくように心がけようと思っております。

  • はてなブックマークに追加

この記事のライター

工藤 まおり

工藤 まおり

フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。

RECOMMEND

-AD-