迫られる「卵子凍結」という選択肢とその値段

2020/10/12

幸せおじさん2020年10月12日卵子凍結

私は28歳ということで、周りの女性は続々と出産を経験しています。ただ「類は友を呼ぶ」のか、親友レベルで仲が良い女友達は1人も結婚しておらず、おのおの独身を楽しんでいます。

子供の頃の理想と現実のギャップ

小学生の頃は、友達と「いくつで結婚したい?」「24歳くらいかなぁ」なんて話していましたが、今では信じられません。24といえば社会人2年目。結婚よりも今後のキャリアを作っていくのに必死で、結婚どころじゃありませんでした。

そして、社会人歴が5年も過ぎると、ある程度自分の発言も受け入れてもらえるようになり、楽しみながら仕事ができるようになっています。今度は、「結婚して子供産んだら私のキャリアはどうなるの?」と思い、またもや結婚なんて考えられませんでした。


まだまだ働きたいけれど…

気づけばアラサーになったけれど、「まだまだ働きたい」「子供を産むなんて考えられない」と心は騒いでいます。

しかし、子供を産める身体の期限は待ってくれませんし、私の卵巣年齢も平均よりもずば抜けて高かったので、産むのならそろそろ考えないといけないなあ、としみじみ考えます。


卵子凍結という選択肢

最近飲んだある女友達が、「生理不順だったし、妊娠しにくいかもしれないから卵子を凍結した」と話していました。

卵子凍結は、仕事をまだまだ頑張っていきたいと願う女子の選択肢の一つとしてよく知られています。卵子の質は、年をとるたびに衰えます。20代の卵子を凍結しておけば、30代で妊活をスタートして凍結した卵子を使う際はほぼほぼ20代の妊娠確率で妊娠できると言われているのです。


卵子凍結、体外受精の相場は?

ただ、婦人科の知人医師によると、病院にもよりますが採卵1回にかかる金額は約30万〜40万円ほど。また、卵子1個あたり毎年約1万円の凍結更新料がかかります。凍結した卵子を使って体外受精をする場合は、1回につき約30万〜50万円。決して安くはない金額ですよね。

子供とキャリア問題、女性にとっては悩みが尽きません。

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この記事のライター

工藤 まおり

工藤 まおり

フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。

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