人と打ち解けるための「5つのヒント」

2020/09/18

男性力2020年9月18日打ち解ける

最近、読者からこんなお便りをもらった。「初対面の人と話すとき緊張したり、ぎこちない雰囲気になってしまいます。会話が続かず、気まずくなり、ずっと悩んでいます」。その30代独身男性は完全に「対人恐怖症」に陥っていた。心地良いコミュニケーションができないだけで、人は希望を失い、簡単に老け込んでしまう。

    オンライン時代こそ必要な「生身の対話術」

    最近はオンライン会議や交流会などで初対面の人と話すことが増えた。だからこそ、ネットを介した「生身の対話術」が求められる。

    そこで今回は「雑談・世間話で打ち解ける」のが不得意な人のために「打ち解けスイッチ」をオンにする方法を紹介したい。オンにすることで“自動的”に楽しい話ができ、誰とでも打ち解けられ、生き生きと日々を過ごせるようになるはずだ。


    相手を「5年ぶりの友達」と想定する

    相手を5年ぶりに会う友人だと思って話すと「親近感」をかもし出せる。「自分は相手を信頼し、相手も自分を信頼している」。こう確信して、柔和で自信に満ちた物腰をつくる。相手も「前から友達だった気がする…」と催眠術にかかったように心を開いていく。


    車寅次郎になってみる!

    寅さんこと車寅次郎は「打ち解け」の天才だ。金も地位もないが、その場を楽しみ、言葉遊びをして、戯れる。

    寅さんにあって、あなたに足りないものは「肩書を削ぎ落とす力」であり、瞬間を楽しむ「前向きなやけくそ精神」。無の状態で無邪気にコミュニケーションをとれば、一瞬一瞬を楽しめるのだ。


    同世代なら「小学校時代あるある話」

    「お互い、インベーダーゲーム世代ですね」と切り出せば、必ず盛り上がる。1960年代後半から70年代前半生まれの男性ならゲイラカイト、スーパーカー消しゴム。80年代生まれならゲーム&ウォッチ、ガンプラ、ビックリマンなどの話題で、立場を忘れて子供のように盛り上がることができる。


    リアクションは「ナマイキハウス」でうまくいく

    「ナマイキハウス」とカタカナで記憶しよう。

    (ナ)なるほど!▽(マ)マジですか?(本当ですか?)▽(イ)いいですね▽(キ)きついですね▽(ハ)はい!▽(ウ)うわー▽(ス)すごいですね。

    相手がお話をしている時にこれを思い出し、どれかを選んで反応すれば必ず盛り上がる。


    「この人とは“ない”」をきちんと見切る

    地球上には出会いきれないほどの多くの魅力人が存在する。そうした人との交流に人生の時間とエネルギーを使うべきだ。「なんとなく嫌だな」と思った相手とは無理に話すことはない。人生を有意義にするために必要な決断だ。

    人生は「コミュニケーションが9割」だ。人間関係で9割が決まると言うことだ。「楽しい」「魅力的」「暖かい」。そんな会話ができた人から豊かになっていく。「打ち解ける力」があれば、人生はパラダイスになる。

    男性力アップ術20200731/人と上手にうちとけるヒント

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    この記事のライター

    潮凪 洋介

    潮凪 洋介

    エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。

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