テストステロンと亜鉛はどんな関係がある?関係性について解説します

テストステロンと亜鉛はどんな関係がある?関係性について解説

「精力をつけたいときには亜鉛を摂取するのがおすすめ」という声を聞きますが、亜鉛はどんな役割を果たしているのでしょうか?

亜鉛でテストステロンを増やすことができるという説もあります。相乗効果で性機能を活発化させることもできるかもしれません。テストステロンと亜鉛はどんな関係があるのか、亜鉛を増やすにはどうすればいいのか、ご説明しましょう。

テストステロンについて詳しく知りたい方は【さまざまな効果があるテストステロン(男性ホルモン)とは】も合わせてご覧ください。

亜鉛とは?

亜鉛は食べ物やサプリメントなどで摂取できるミネラル成分の一つであり、多くの男性が悩んでいる性機能や頭皮の問題を改善するのに欠かせない成分でもあります。

骨の成長や肝臓、腎臓、膵臓など、新しい細胞が生成される組織や器官にとって、なくてはならないものです。

そんな亜鉛の特徴は以下のとおりです。

亜鉛は性機能を保つ重要な成分

亜鉛の大きな特徴の一つとして挙げられるのが、男性の性機能を保つための重要な役割を担っていることです。

もともと亜鉛は男性の前立腺や性腺に高濃度に含まれているもので、体内の亜鉛が不足してしまうと性機能も低下してしまう恐れあります。

つまり、性機能を保つためには、亜鉛を継続して摂取することが大切というわけです。

頭皮や味覚にも影響がある

亜鉛は性機能のみならず、頭皮や味覚にも影響がある成分です。というのも、亜鉛は細胞の新陳代謝が必要な部分になくてはならない成分です。

たとえば器官や皮膚などが亜鉛を必要としますが、亜鉛が不足している場合は皮膚炎になりやすくなったり、器官の働きが衰えたりと、さまざまなデメリットが発生します。

皮膚の状態が悪くなってしまうということは、頭皮も例外ではありません。亜鉛が十分に体内にある時は抜け毛に悩まされない健康的な髪質を維持できますが、亜鉛不足になると皮膚の新陳代謝がスムーズに行われないので、抜け毛が発生しやすくなります。

また、亜鉛不足は舌の表面にある味蕾(みらい)に影響を及ぼします。正常に味を感じるための味蕾には味細胞と支持細胞の2種類がありますが、味細胞は約10日間で変化するそうです。

ここで亜鉛不足になっていると、味細胞の新陳代謝がうまくいかずに、味覚障害といっても過言ではないほど味を感じにくくなります。

味覚障害は食べ物を美味しく感じられなくなるだけでなく、何も食べていないのに苦味や塩味を感じるなど日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。そうならないためにも、定期的に亜鉛を摂取する必要があります。

テストステロンを亜鉛で増やせるか!?

テストステロンを亜鉛で増やせるか

テストステロンと亜鉛の関係性はまだ明確に判明していませんが、毛髪の亜鉛濃度が高い男性は血中のテストステロン値が高いと報告している論文もあります。つまり、亜鉛を摂取すると、テストステロン数値に良い影響を与える可能性があると考えられているということです。

それでは、テストステロンと亜鉛の関係性や亜鉛不足の原因について詳しく紹介していきます。

亜鉛不足になるとテストステロンも減る可能性がある

亜鉛不足になるとテストステロンも減る可能性があります。亜鉛不足は性機能が低下する原因でもあるので、亜鉛不足を解消することは大切です。

もともと亜鉛は、性ホルモンの合成や精子の生成に深く関わっています。性欲の減退や勃起障害といった性機能の低下は、男性ホルモンであるテストステロンが低下することによって起こるとされているのです。

テストステロンは性機能にとっても重要なものなので、亜鉛不足にならないように注意しましょう。

亜鉛不足になる原因とは?

亜鉛不足になると、上述したように味覚障害、抜け毛、免疫力の低下、爪や皮膚の異常、成長障害、勃起障害など、さまざまなデメリットを引き起こします。

そもそも、なぜ亜鉛不足になるのか、普段から偏った食生活であることや過度なダイエットなどが原因として挙げられます。亜鉛は基本的に肉類や魚介類に含まれているため、それらを食べない、もしくは食べる量が少ない人は亜鉛不足になりやすいと考えられます。

特に、肉類や魚介類を食べないベジタリアンやビーガンなどは亜鉛不足に悩まされやすいとされています。また、亜鉛の吸収を阻害する食品添加物が含まれている加工食品やレトルト食品を普段から食べることが多い人も、亜鉛不足になりやすい傾向があります。

普段から飲酒をしている人も注意が必要です。アルコールを吸収・分解する際に必要な酵素は亜鉛を材料としているため、飲酒量が多い人ほどアルコールを分解するために体内の亜鉛がどんどん使われてしまいます。

お酒はテストステロンにも直接影響すると言われおり、【テストステロンの分泌を助ける飲み物はこれだ!】に記載しておりますが、アルコールは出来るだけ控えた方が良いでしょう。


さらに、アスリートやスポーツ選手なども亜鉛不足になりやすいことが指摘されています。

アスリートやスポーツ選手は
①亜鉛欠乏性貧血を引き起こしやすい
②集中力が切れやすい
③風邪を引きやすい
④疲れやすい

などのさまざまな症状を引き起こす可能性があります。

亜鉛が不足すると、以上のような諸症状につながってしまう可能性もあります。生活習慣を見直して積極的に亜鉛を摂取しましょう。

亜鉛を増やしてテストステロンに良い効果をもたらそう

亜鉛を増やしてテストステロンに良い効果をもたらそう

テストステロンの分泌を助けるには、亜鉛不足にならないように食生活を見直す必要性がありそうです。しかし、亜鉛は体内で生成されないため、普段の食生活でどれだけ亜鉛を摂取するかが重要です。

亜鉛を多く含む食べ物は、以下の通りです。


魚介類 カキ 2個(正味40g)
タニシ 2~3個(正味50g)
ホヤ 1個(正味50g)
ホタテ貝 1個(正味80g)
貝柱 1個(40g)
イイダコ 1ぱい(45g)
ズワイガニ 1/2缶(60g)
カラスミ 1/4腹(25g)
肉類 豚レバー 80g
牛肩肉の赤肉部分 角切り3切れ(90g)
ラム肩肉の脂身つき 角切り3切れ(90g)
牛もも肉の赤肉部分 薄切り3枚(90g)
その他 玄米ご飯 1膳(150g)
胚芽精米ご飯 1膳(150g)
納豆 1パック(50g)

肉類や魚介類の他に、穀類や種実などにも亜鉛が含まれています

あわびやスルメ、卵、チーズ、豆腐、えんどう豆や切り干し大根、落花生などにも亜鉛が含まれているので、積極的に取り入れていきましょう。

偏食や過度なダイエットをしないようにすることも大切です。飲酒は亜鉛不足になりやすいとご説明しましたが、絶対に飲酒してはいけないというわけではありません。

おつまみとして亜鉛を含む食べ物を一緒に食べた方が良いということなので、飲酒をする場合は適正量を守って飲み過ぎないようにしつつ、亜鉛を豊富に含んだおつまみを用意しましょう。

まとめ

テストステロンは、男性ホルモンとして性機能を維持する重要な役割を持っていますが、亜鉛を忘れてはいけません。亜鉛不足になると、さまざまな症状を引き起こす可能性がある上に、性欲低下や勃起障害など性機能も低下させる恐れがあります。

毛髪の亜鉛の濃度が高い男性は血中のテストステロン値が高いとされており、亜鉛不足にならないためにも普段の食生活を見直して亜鉛を積極的に摂取するのがおすすめです。

亜鉛は体内で生成されないため、食生活で亜鉛を取り入れるしかありません。ご紹介した食べ物、またはサプリメントを積極的に取り入れて亜鉛不足にならないようにしましょう。

  • 参考文献
    ・日本経済新聞 https://style.nikkei.com/healthup/DF140920160927
    ・大東製薬工業 https://daito-p.co.jp/
    ・健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-zn-cu.html
    ・Glico https://cp.glico.jp/powerpro/citric-acid/entry76/
    ・亜鉛欠乏症の診療指針2018 http://jscn.gr.jp/pdf/aen2018.pdf
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