プロ野球の伝説的選手たちとテストステロンの関係

堀江メソッド2023年3月2日

3月開幕の「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」への期待が高まっています。エンゼルス・大谷翔平投手や、ヤクルトの村上宗隆内野手らの参加で、例年以上に注目されています。

そこで今回は、プロ野球選手や監督として偉業を成した人たちの名言とテストステロンの関係を見ていきましょう。

イチローさん

「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道」

日米の大スター、イチローさんは努力の天才でもあります。目標達成のためにコツコツと努力できるのはテストステロンが高い証拠です。イチローさんは「言葉にして、表現することは、目標に近づく1つの方法」とも語っています。なりたい自分や、そのためにとるべき行動を言語化することも非常に大切です。


長嶋茂雄さん

「挫折してもプライドは失わない、それは努力しているからだ」

日本球界を代表する長嶋茂雄さんは、どんなに大きな失敗をしても自分に誇りを持ち、チャレンジし続ける精神の持ち主です。これにはテストステロンが大きく影響しています。

数字に現れる成績以上に、ここ一番のチャンスに強い集中力や、あえて“魅せる”身のこなしが長嶋さんの特徴でした。どちらからもテストステロンの高さがうかがえます。


落合博満さん

「私は、人生や仕事というものは誰かを頼るのではなく、自分で切り開いていかなければつまらないと思っている」

人生を自分で切り開く精神こそテストステロンが高い表れです。また、「壁にぶち当たった時に、自分のやってきたことを否定してしまうとすべてがスタートに戻ってしまう」という言葉も残しています。落合さんは長嶋さんとは異なるタイプの選手でしたが、挫折への対応はテストステロンが高い人同士らしく共通しています。


野村克也さん

「監督の仕事の根本は「チームづくり」「試合づくり」「人づくり」である」

テストステロンはリーダーシップ能力に大きく影響します。「野村再生工場」と呼ばれた、選手の能力を活かす指導やチーム采配はまさに高テストステロンによるものだと考えられます。

「好かれなくてもよいから、信頼はされなければならない」という言葉も示唆的です。他人の評価が気にならなくなるのもテストステロンの働きです。


野茂英雄さん

「やっぱりスポーツ選手は世界に出なきゃいけない、とつくづく思いました。行かなきゃ何もわからないんです」

日本人選手のメジャーリーグ挑戦のパイオニアである野茂さんが残した言葉は、冒険のホルモンであるテストステロンの働きを象徴しています。野茂さんの夢をかなえ、その後の選手たちを後押しした根底にテストステロンの働きがあったと考えると合点がいきます。

【一般社団法人1UP学会】 男性医療に関する最新医療技術や情報の啓発・広報活動を行う医療専門団体。テストステロン補充療法による専門外来を東京都千代田区の日比谷国際クリニック(http://www.hibiyakokusai.or.jp)で実施している。

■堀江メソッド

テストステロンの状態は、言葉や表情に現れます。WBCでもチャンス時やピンチ時の選手の表情、インタビューで発する言葉がポジティブかネガティブかでテストステロンの状態を知ることができるでしょう。また、日頃からの言葉選びもテストステロンには重要です。落ち込んだ時は、あえて発する言葉を前向きにしてみてください。



  • はてなブックマークに追加

この記事の監修者

堀江 重郎

堀江 重郎

1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得。国立がんセンター中央病院、杏林大学講師を経て帝京大学医学部主任教授に就任し、日本初の男性更年期外来を開設。2012年に順天堂大学医学部教授に就任。日本抗加齢医学会理事、日本Men's Health医学会 理事長を務める。『ホルモン力が人生を変える』他著書多数。テレビ番組の出演、監修も多数。


RECOMMEND

-AD-