勝負事に取り組むとテストステロンが上がります。特にギャンブル性が高い勝負はその傾向が強いようです。

18世紀のグレートブリテン国（現在のイギリス）に、賭け事が大好きな国務大臣、サンドウィッチ伯爵という人がいました。ご存じ、サンドイッチの語源になった人です。彼は、長丁場になる賭け事や執務の際に集中力を切らしたくないと考え、具をパンで挟んで手早く食事を済ませていたそうです。

国務大臣という要職に就きながらも賭け事が大好きで、食事の時間を惜しむほどの集中力を持っていたことから、サンドウィッチ伯爵はテストステロンが高かったと推測できます。

当時、貴族の間で人気だったのは、シンプルなキュウリのサンドイッチでした。現在でも本格的なアフタヌーンティーには出てきますが、スコーンやケーキに比べると脇役になってしまっているかもしれません。

キュウリは栄養価が低いイメージがあるかもしれませんが、ウリ科の野菜には男性にうれしいシトルリンが含まれています。シトルリンは血管拡張と血流促進などの作用のほか、血球が血管壁へ接着することを防ぐなど、血管を健康に保ちます。動脈硬化やED（勃起不全）の予防改善が期待できます。

そこで今回は、「キュウリサンドイッチ」のレシピをホテル「プルマン東京田町」の福田浩二シェフに紹介していただきます。

【材料】

　・ディジョンマスタード（10グラム）

　・バター（室温、30グラム）

　・ゆで卵（２個）

　・マヨネーズ（30ミリリットル）

　・トリュフ塩（少々）

　・キュウリの薄切り（３分の１本分）

　・食パン（２枚）

【手順】

　①ディジョンマスタードと室温のバターを混ぜてマスタードソースを作る

　②ゆで卵をフォークで潰し、マヨネーズとトリュフ塩を加えて混ぜる

　③２枚の食パンの片面に①を適量塗る

　④③の片方の食パンに薄くスライスしたキュウリを並べ、さらに②を満遍なく敷き詰める

　⑤③のもう片方の食パンを上から乗せてサンドイッチを作る

「キュウリは脇役のイメージが強いかもしれませんが、歯ごたえと爽やかな風味が私は大好きです。今回は卵と一緒に、そして少しリッチにトリュフ風味のサンドイッチです。使用するトリュフ塩は、あらゆるものに合いますのでお勧めです。ネットショップや高級スーパーなどで手に入ります」（福田シェフ）

【一般社団法人1UP学会】

　男性医療に関する最新医療技術や情報の啓発・広報活動を行う医療専門団体。テストステロン補充療法による専門外来を東京都千代田区の日比谷国際クリニック(http://www.hibiyakokusai.or.jp)で実施している。

【堀江メソッド】

ウリ科の野菜はシトルリンが多く含まれていて、EDの改善効果が期待できます。シトルリン豊富な小玉スイカ１個とバイアグラ１回分の効果は同じくらいと言われています。

また、キュウリの皮に含まれるβカロテンは、がんを予防する働きがあります。他にもむくみを取ったり、体を冷やす作用があると言われています。今回紹介したサンドイッチは、暑い夏に時間を惜しんで戦う諸氏にお勧めです。