テストステロンを上げるイノシシ肉の栄養価とは?

堀江メソッド筋トレ20220720/猪肉

ひどい暑さは体力を消耗し、食欲も減るので、テストステロンアップの大敵です。日頃からの筋トレや、タンパク質や亜鉛などが豊富に含まれた食材を食べることがテストステロンを上げ、心身ともに活力に満ちた生活の源となります。

では、どんな食材がいいのでしょうか? 先日、バーベキューをした際に、「これは!」という食材に出合いました。そのストーリーも含めて非常に興味深かったので、ご紹介します。

ある参加者が持参してくれた島根県雲南市の野生の猪肉です。猪は豚肉とよく比較されますが、鉄分はおよそ4倍、ビタミンB12もおよそ3倍です。牛肉と比べると脂質が4分の3で、タンパク質も上回ります。ビタミンB1は豚肉には負けますが牛肉の4倍含まれ、テストステロンを上げるには非常にバランスの取れた食材です。

この猪肉、島根県雲南市で畑を荒らす“害獣”として捕獲され殺処分されている状況を、なんとか価値化できないかと奮闘している移住料理人の鹿糠(かぬか)俊二さんが精肉まで行ったものでした。肉の旨味と脂身の甘みが素晴らしく、まさに上等なジビエ肉といえる逸品でした。

鹿糠さんは猟師さんから猪を譲り受け、まずは自分が食べて猪の素晴らしさを体で感じることから始めたそうですが、そのうちに鹿糠さんの心身にも変化が起き始めたそうです。

まず、体の不調がなくなりました。朝の目覚めも良く、仕事を休みなく毎日続けても疲れなくなったと言います。精神的にもやる気に満ち、モチベーションの波がなくなり、毎日誰かに会い、自身の思いを語り続ける意欲が上がり続けたそうです。

「不思議なことですが、猪を食べ続けていたら、いろいろなものを引き寄せることができたんです」(鹿糠さん)。これは「不思議な力」ではなく、猪の持つ栄養価が鹿糠さんのテストステロンを上げたことが理由だと考えられます。

テストステロンが上がると、表情や目の輝き、口調などがどんどん魅力的になります。その結果、人が集まってくるのです。鹿糠さんの場合も、自身が「不思議な力」と感じるほどうまく事が運び、目的達成に近づくことができたのではないでしょうか。鹿糠さんは現在、雲南市に猪肉加工施設【KANUKA PARK】を作り、サイト(https://www.kanukapark.com/)で加工品の販売も行っています。

【一般社団法人1UP学会】

男性医療に関する最新医療技術や情報の啓発・広報活動を行う医療専門団体。テストステロン補充療法による専門外来を東京都千代田区の日比谷国際クリニック(http://www.hibiyakokusai.or.jp)で実施している。

【堀江メソッド】

「引き寄せの法則」を題材にした書籍は多数出版されています。中には努力をしなくても成功できるというようなことが書かれている本もあります。著者それぞれの専門分野がありますので決して否定はしませんが、私の立場からは「テストステロンを上げて目標達成へのモチベーションを上げ、努力を努力と感じないほどの状態にすること」が引き寄せの秘訣だと考えます。



  • はてなブックマークに追加

この記事の監修者

堀江 重郎

堀江 重郎

1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得。国立がんセンター中央病院、杏林大学講師を経て帝京大学医学部主任教授に就任し、日本初の男性更年期外来を開設。2012年に順天堂大学医学部教授に就任。日本抗加齢医学会理事、日本Men's Health医学会 理事長を務める。『ホルモン力が人生を変える』他著書多数。テレビ番組の出演、監修も多数。


RECOMMEND

-AD-