男のエネルギー源・亜鉛をもりもり補充できる絶品レシピ

堀江メソッド筋トレ20220323/牡蠣イメージ

前回は、ラムやマトンなどの羊肉を食べることがテストステロンを上げることに非常に有効であることをお伝えし、ラム肉のおいしさを引き立てる“ジンギスカンたれ”のレシピを紹介しました。今回は「亜鉛」のお話です。

亜鉛は睾丸の働きを活性化させたり、細胞分裂を正常に行ってタンパク質を合成することに深く関わっています。これはテストステロンと筋肉を作るのに不可欠な栄養素です。

サプリメントで摂取する方法もありますが、どうせなら食事を楽しみながら亜鉛をたくさん摂取したいですよね。亜鉛を多く含む食材としては、貝類▽レバー▽牛赤身肉▽ナッツ▽プロセスチーズなどがあります。

そもそも、日本の壮年期男性のほとんどは「亜鉛不足」と言われています。大昔の狩猟採集社会では、食事で貝類をたくさん食べていました。貝塚などから発掘される大量の貝殻からがそれを証明しています。

そうした貝類の中でも特に亜鉛を多く含み、テストステロンアップの食材として知られているのが牡蠣です。そこで今回もホテル「プルマン東京田町」のエグゼクティブシェフ、福田浩二氏にオーストラリアスタイルの焼き牡蠣「キルパトリック」を紹介してもらいます。

「牡蠣のキルパトリック風」

〈材料〉

 ・殻付きの牡蠣4個(殻付きがないときは耐熱のココット皿を使用)

 ・ベーコンスライス1枚

 ・ケチャップ30グラム

 ・タバスコ適量

 ・パルメザンチーズ適量

 ・カットレモン1個

〈手順〉

 ①牡蠣をあけて身を取り出し、器になる殻をよく洗う

 ②身を㈰の殻に戻し、ケチャップ→タバスコ→細かく切ったベーコン→パルメザンチーズの順に乗せてオーブントースターでよく加熱する

 ③お好みでレモンを添える


 「使用する牡蠣は生食用か加熱用かを必ず確認し、加熱用はしっかり中まで加熱しましょう。オーブントースターで加熱する際に牡蠣を安定させるには、クシャクシャにしたアルミホイルに乗せるとよいです。ベーコンと牡蠣の旨味が合わさり、シャンパーニュやシャルドネのワインによく合いますよ」(福田氏)

【一般社団法人1UP学会】

 男性医療に関する最新医療技術や情報の啓発・広報活動を行う医療専門団体。テストステロン補充療法による専門外来を東京都千代田区の日比谷国際クリニック(http://www.hibiyakokusai.or.jp)で実施している。



【堀江メソッド】

日本人の亜鉛不足は深刻です。亜鉛が不足するとテストステロンの減少や味覚障害、免疫力低下の原因になります。偏った食事や過度なダイエットは亜鉛不足を引き起こしますので、一汁三菜のようなバランスの良い食事を心がけ、その中に今回ご紹介した亜鉛を多く含む食材を意識して取り入れましょう。



  • はてなブックマークに追加

この記事の監修者

堀江 重郎

堀江 重郎

1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得。国立がんセンター中央病院、杏林大学講師を経て帝京大学医学部主任教授に就任し、日本初の男性更年期外来を開設。2012年に順天堂大学医学部教授に就任。日本抗加齢医学会理事、日本Men's Health医学会 理事長を務める。『ホルモン力が人生を変える』他著書多数。テレビ番組の出演、監修も多数。


RECOMMEND

-AD-