テストステロン増やすにはまず「亜鉛」、そしてあの“悪役”も重要

堀江メソッド筋トレ2021年9月1日

前回紹介した睡眠習慣は、自分ですべてをコントロールするのは難しい部分が多くあります。今回は、運動と同じく自分の意思で調整でき、睡眠と並んで重要な「食事」について解説します。

まず、現代の男性の多くは亜鉛が不足している傾向にあります。大昔の狩猟採集社会では食事の多くに魚介類、特に貝類が多く含まれていました。貝塚などから発掘される貝殻からも照明されています。

貝類は亜鉛を多く含んでおり、亜鉛は睾丸の働きを活性化させます。当欄で以前紹介したように狩猟もテストステロンを高めますから、亜鉛+狩猟で昔の男性はかなりテストステロンが高かったと考えられます。

亜鉛が豊富に含まれている食べ物は下の表の通りです。その他にも意識して摂取したい男性力に関わる栄養素は以下のようなものです。

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■タンパク質

テストステロンを増やすにはタンパク質をしっかりと取ることが重要です。特に羊肉に含まれているカルニチンは効果が高いので、牛肉より羊肉を積極的に食べていきましょう。

■シトルリン

シトルリンはスイカや冬瓜などのウリ類に多く含まれていて、一酸化窒素(NO)の生成に欠かせない物質です。NOは血管、筋肉、神経の「しなやかさ」を保ち、男性の勃起力にも大きく関わっています。特にスイカは「小玉スイカ」半分で勃起補助薬1回分のNO生成が期待できます。

■コレステロール

悪者扱いされがちなコレステロールですが、実はテストステロンの原料でもあります。コレステロールは主に脂質、糖質、タンパク質から合成されます。極端な菜食や栄養バランスの崩れた食事を続けていると、テストステロンは十分に製造できません。

鶏卵、いくら、キャビアなどの卵巣やレバーなどはタンパク質が多くコレステロールも高い食べ物ですので、しっかりと食べていきましょう。

 亜鉛不足は抜け毛や勃起不全など、男性にとって避けたい症状の原因となります。それ以外にも重要な栄養素は数多くあるので、自分に足りないものを調べ、食習慣を見直してみましょう。

【一般社団法人1UP学会】

男性医療に関する最新医療技術や情報の啓発・広報活動を行う医療専門団体。テストステロン補充療法による専門外来を日比谷国際クリニック(東京都千代田区)で実施している。


【堀江メソッド】

動脈硬化の原因として悪名高いコレステロールですが、近年、コレステロール値がむしろ低くない人ほど長生きする傾向にあることが分かってきました。亜鉛については貝類を食べることが少なくなり、40歳以上の少なくとも半数は亜鉛欠乏に近い状態と言われています。サプリメントなどの補助食品も使って元気な体を手に入れましょう。

【協力】日比谷国際クリニック(東京都千代田区)=http://www.hibiyakokusai.or.jp/

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この記事の監修者

堀江 重郎

堀江 重郎

1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得。国立がんセンター中央病院、杏林大学講師を経て帝京大学医学部主任教授に就任し、日本初の男性更年期外来を開設。2012年に順天堂大学医学部教授に就任。日本抗加齢医学会 理事長、日本Men's Health医学会 理事長を務める。『ホルモン力が人生を変える』他著書多数。テレビ番組の出演、監修も多数。


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