【第一人者監修】免疫力を高める、テストステロンを増やすワイドスクワット

堀江メソッド筋トレ20210423/スクワット

男性のやる気や健康を左右するホルモン、テストステロンの値を高めるには、筋肉量を増やすことが大切です。運動で筋肉に刺激を与えると、血液中のテストステロン値が高くなります。その際、上半身よりも、お尻や太ももなど下半身の大きな筋肉を徹底的に鍛えるほうが、より効果が期待できます。

ランニングなどの「走る運動」も下半身の筋肉を鍛えますが、フルマラソンのような激しい運動をした直後にはテストステロン値が大幅に下がるという測定結果もありますので、やり過ぎはおすすめできません。

 例えば、初心者ランナーがマラソン大会に出場すると、完走直後に減少したテストステロンの分泌量が元のレベルに戻るまでには、なんと2〜3カ月かかるそうです。もしも、1カ月後にまたレースに出場すると、さらに大幅に値が下がり、前々回に当欄で紹介したLOH(ロー)症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)=男性更年期障害などに陥りやすくなります。

最初からあまり無理をせず、自分の体力や生活環境に合った運動からスタートし、徐々にテストステロンを増やしていきましょう。

そこで今回は週に2〜3回行うだけで効果を得られる、下半身強化の「スローワイドスクワット」を紹介します。まずは脚を大きく広げて、つま先の角度を45度に開きます。手は頭の後ろに置き、3秒かけて深く腰を落としていきます。

深く下げて腰がぐっと落ちたら、足裏を踏み込んで、3秒かけてまた元の姿勢に戻ります。この動作を15回ほど行いましょう。今回紹介した運動は、T-REVOインスタグラムで動画配信しています。参考にしてください。

【堀江メソッド】

スクワットは筋トレの王道。スクワットで大臀筋、大腿四頭筋に加えて、膝裏のハムストリングス、ふくらはぎのひふく筋・ヒラメ筋、さらに背中の脊柱起立筋も鍛えることができます。

堀江重郎

ポイントはお尻をしっかり後ろに突き出すことと、ゆっくり上下動することです。大きい筋肉を鍛えると筋肉のテストステロン産生が高まります。また、ハムストリングスのストレッチは副交感神経を活性化して、こちらもテストステロンをアップしてくれます!

  • はてなブックマークに追加

この記事のライター

田島 寛規

田島 寛規

Green Room Products 代表取締役。1975年、東京都生まれ。97年、日本体育大学卒業後、整骨院、病院勤務を経て独立。千葉県柏市の「Green Room柏の葉整骨院」を中心に、Green Room 整骨院グループ、トレーニングジム「T-REVO」やデイサービス「せかんどはうす」、東京.渋谷にパーソナルボディサロン「Natural Bone Technique」、北区にフランチャイズの「王子整骨院」などを展開。


RECOMMEND

-AD-