テストステロンを補充するクリームやジェルについて解説!

テストステロンを補充するクリームやジェルについて解説

「最近、疲れがなかなかとれない」「元気がわかない」と感じている男性はいませんか?

男性の活力には、テストステロンという男性ホルモンが影響しています。加齢やストレスなどでテストステロンが低下すると筋肉が減少して肥満や生活習慣病の原因にもなり、うつなどの精神的な症状の原因にもなることがあります。

逆に言えば、男性が健康的で活力あふれる生活を望むなら、テストステロンを減らさないことが大切です。テストステロンを維持するにはバランスの良い食事、適度な運動など生活習慣の改善が有効とされていますが、低下が著しい場合、テストステロンを補充する医薬品もあります。

今回は、テストステロンを補充するクリームやジェル剤について解説します。

テストステロンには補充療法がある!

テストステロンが不足すると、仕事やプライベートでも思うようにやる気が出なかったり、気分が落ち込んで抑うつ状態になったりすることがあります。精神状態の低下だけでなく筋肉が落ちて肥満の原因にもなるなど肉体的な影響も出てきます。

肉体的、精神的に明かな症状が続く場合は、男性更年期障害(LOH症候群)の可能性があります。LOH症候群は早めに対処をしないと、うつや骨粗しょう症、心血管疾患、糖尿病のリスクを上昇させてしまいます。

そこで、メンズヘルス外来のある病院やクリニックでは、テストステロン補充療法を行っています。テストステロン補充療法には保険適応のエナルモンデポー(エナント酸テストステロン)の注射剤が使用されますが、保険適応外のジェル剤もあります。

塗り薬であれば、針を使わないため使用に抵抗感がないというメリットがあります。

テストステロンを補充する塗り薬の効果は?

テストステロンには補充療法の塗り薬

塗り薬は、皮膚に塗ることで「経皮吸収」と呼ばれる経路で血管へと吸収されます。血管から血液にテストステロンが入ってから、全身へ効果が行き渡るようになります。全身に作用することを期待して塗り薬を使用する場合には、皮膚の薄い箇所(腕の内側やお腹あたり)に塗ることが勧められています。

経皮吸収のメリットは、肝臓による代謝を受けずに血管へ入るので、肝臓への負担が比較的少ないことです。

ただし、負担が少ないからといって長期間使用が認められているわけではありません。使用期間は有効成分の配合量によっても異なります。

また、注射剤に比べると即効性や作用が弱く、肌に合わないこともあるというデメリットもありますので、使用する際は肌の状態も観察しつつ、医師または薬剤師から定められた用法・用量をしっかり守りましょう。

テストステロン補充療法として、劇的な変化を塗り薬だけで得ることは難しいかもしれませんが、注射の痛みに不安を感じる人や注射を打つために受診するのが面倒な人は、作用がおだやかなクリームやジェル剤から試してみるという選択肢もあります。

塗り薬を入手するには?

テストステロンを補充する塗り薬を入手する方法は、

  • 病院・クリニックでの処方
  • 薬局や一部ドラッグストアで薬剤師相談のうえ購入
  • 通販

の3つのルートがあります。体調や持病の有無などによっては医療機関での受診が必要な場合もあります。

病院・クリニックで診察を受ける

メンズヘルス外来または泌尿器科の専門病院では、最も安全にテストステロンの補充療法を受けることができます。

医師の診断のもと、症状を細かくチェックして用法・用量を定められますので、副作用のリスクなども少ないと言えます。

また、持病がある場合にテストステロンの補充を行うと、持病を悪化させてしまうリスクがあります。持病がある人は必ず医師の診察を受けましょう。

メンズヘルス外来のクリニックなどでは男性更年期障害の検査やテストステロン値の測定があり、薬だけでなく生活習慣の見直しも同時に行います。体調に不安のある人は自己判断せず、適切な治療を受けることが第一です。

泌尿器科の専門医がいるクリニック、もしくはメンズヘルス外来がある一部の自費のクリニックであれば診察や補充療法を受けられますが、それ以外の病院、たとえば駅前の内科などに行っても対応してくれないことがあります。

事前に問い合わせ、診察や補充療法を行ってくれるかを確認してから受診しましょう。

薬局や一部ドラッグストアで購入

一部の薬局や、取り寄せ可能なドラッグストアで、テストステロンを補充する塗り薬の「グローミン」や「トノス」を入手することは可能です。

ただし、病院やクリニックで処方される塗り薬より有効成分の配合量は劣ります。また、第一類医薬品というリスクの高い医薬品に分類されているため、薬剤師の説明を受けて購入する必要があります。

取り扱いの施設は「大東製薬工業」の公式サイトに紹介されていますので、参照してください。
https://daito-p.co.jp/distributors/prefectures?md=01&store=01&pdc=glowmin

市販薬を長期にわたって使う場合は医療機関の受診が必要です。他に医薬品を使っている場合、飲み合わせのチェックもできるので必ず受診しましょう。

通販を利用

「グローミン」や「トノス」は通販でも入手できます。しかし、前述のように第一類医薬品であるため、メールや電話で薬剤師の説明を受ける必要があります。

海外から個人輸入という形で入手することもできますが、使用して何らかの問題が発生しても自己責任で対応することになります。

塗り薬の種類

テストステロンを補充する塗り薬には医療用医薬品と市販薬がありますが、成分や使用方法、注意点などが異なるので確認が必要です。

グローミン

グローミン商品写真

市販薬で第一類医薬品に分類されています。体内で生成されるテストステロンを使用した市販薬です。低刺激で無香料タイプなので臭いを気にせず使用できるクリームです。

ただし、前立腺肥大や前立腺腫瘍、乳腺腫の可能性がある人は症状を悪化させる可能性があるので使用は禁止です。前立腺肥大は50歳以上になると発症率が高くなるので、使用前に前立腺検査を受けましょう。

グローミンについては男性医療専門の泌尿器科医、乙供(おっとも)太郎医師が詳しく【男性ホルモンの低下に…“塗る”テストステロン補充薬「グローミン」の実力】で解説しているので、合わせてご覧ください。

トノス

市販薬で第一類医薬品に分類されています。

トノスは、テストステロンだけでなく局所麻酔成分とアレルギーを抑える抗ヒスタミン剤が配合されています。亀頭冠に塗ることで感覚を麻痺させて早漏対策にも使えます。また、経皮吸収されやすい陰嚢に塗ることでテストステロンが補充されます。

他のテストステロンを増やす医薬品と同様に、前立腺肥大がある人や性ホルモンの影響によって起きる疾患がある人には使用できません。相手に触れないため、亀頭に塗る場合には粘膜接触しないように注意してください。

オットピンS

市販薬で第一類医薬品に分類されています。

オットピンSには、テストステロンではなくメチルテストステロンと成分が配合されています。メチルテストステロンはテストステロンと比較すると肝臓での代謝を受けにくいため作用時間が長い特徴があります。

通常のテストステロンを補充する医薬品と同様に、前立腺肥大症や性ホルモンの影響を受ける疾患がある場合には使用できません。

アンドロフォルテ

オーストラリアのLawley社が開発した医薬品ですが、日本では未承認のため普通のドラッグストアなどでは入手できません。

グローミンのテストステロン配合量が1%なのに対して、アンドロフォルテは5%配合されているため効果も大きい半面、副作用にも注意が必要です。

アンドロフォルテはメンズヘルス外来を行っている専門クリニックで、男性更年期障害などの診察を受けた場合に処方してもらいましょう。

医療機関への相談が大切

医療機関への相談が大切

塗り薬は副作用が少ないイメージがありますが、医薬品であることには変わりありません。塗り薬の副作用の多くは、発疹やかぶれ、かゆみなどの皮膚症状です。

塗り薬の使用をやめることで症状は落ち着くことが多いですが、症状が悪化する場合もあるので、その場合は皮膚科などの医療機関を受診しましょう。また、テストステロンを増やすことで持病を悪化させるリスクがあります。特に、前立腺肥大症の人は症状が悪化することが知られています。

塗り薬はパートナーの皮膚に付着する可能性もあるため注意が必要です。妊婦や授乳婦はホルモンバランスが崩れてしまうことで思わぬ症状を起こすことがあります。持病がある場合やパートナーがいる場合には医師に相談のうえ使用してください。

まとめ

テストステロンを維持する方法としては、食事や生活習慣の改善、筋トレなどがあります。

テストステロンが低下している人については、メンズヘルス外来や泌尿器科での補充療法や市販薬があります。その場合、どの薬剤が適切なのかは、専門医に相談して決めることが大切です。

  • 参考文献
    ・大東製薬株式会社 https://daito-p.co.jp/
    ・順天堂大学医学部泌尿器科 https://juntendo-urology.jp/
    ・ムサシノ製薬 http://musashino-p.co.jp/
    ・エナルモン錠25mg
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