コロナ第2波に備える食薬講座4〜からだの不調にはファイトケミカルを

2020/07/09 免疫力向上
麻婆豆腐

4回目の食薬講座は、「あれ? ちょっとカラダがおかしいな…」と感じたときのための対策をお伝えします。不調を感じるとき、対症療法的にも使うことができる食薬です。 

第7の栄養素、ファイトケミカルとは?

それには、ファイトケミカル(植物性化学物質)を使います。これは、五大栄養素や食物繊維に次ぐ〝第七の栄養素〟ともいわれています。食べなかったからといって健康を害するわけではないけれども、抗酸化、抗菌、抗ウイルス、抗炎症作用などをもつため、状況によって取り入れると役に立つものです。ちょっと便利な存在ですよね。

実は、これをうまく利用するのが漢方薬だったりします。今回は、食品に含まれるファイトケミカルについて紹介していきます。

大久保-愛

炎症を抑える=漢方では「清熱」

喉が痛い、咳が出る、微熱がある、どこかが腫れる、強いかゆみがでる…漢方ではこれらの症状から、免疫力が低下して炎症が起きている可能性を考えます。

これを抑えることを漢方では、「清熱(せいねつ)」と呼びます。

自分がもつ免疫では抑えられず炎症が起きてしまったとき、免疫力を下げるようなストレスが多い生活や寝不足、偏食などにより活性酸素が発生して細胞を傷つけてしまうときなどに、ファインケミカルが役に立ちます。

こうした炎症には、細胞の糖化も含まれますが、進行することで生活習慣病、見た目の老化、歯周病、アルツハイマー、脱毛、薄毛、白髪、ガンなどにもつながってしまうのです。

食事はあくまでもカラダの不調をサポートするもの。これからお話しすることは食材選びのヒントにしていただけると良いと思います。

炎症を抑える食材

野菜や果物などの植物の中には、5000から1万種類のファイトケミカルが存在すると言われています。

そして、この成分はスパイスの香り、野菜の青臭さや独特の苦み、緑黄色野菜のカラフルな色素などにあたります。ですので、どの食材に多く含まれるのか、覚えにくかったら香り高い、カラフルな食材をとると良いと思います

【スパイス】

スパイス、薬味、ハーブ全般には、抗菌作用、抗ウイルス作用、抗酸化作用、抗炎症作用をもつものが多いです。

シナモン、シソ、ショウガ、ニンニク、バジル、ネギ、ニラ、唐辛子、わさび、みょうが、山椒、クローブ、オレガノ、ペパーミント、タイム、セージ、レモンバーム、ラベンダー、カレーパウダー、エキナセアなどです。

ショウガみょうが

にんにくスパイス、薬味、ハーブ

【野菜】

特に含硫化物では、硫化アリルを含むネギ類と(ユリ科の野菜)とイソチオシアネートを含むアブラナ科の野菜に含まれるフィトケミカルに、抗糖化作用、抗炎症作用が期待できるため、おすすめです。

ブロッコリースプラウト、玉ねぎ、ラッキョウ、ブロッコリー、キャベツ、大根、小松菜、カリフラワーなどです。

調子が悪いなと感じるときには、この中の食材をどれでもよいので取り入れてみてくださいね。

  • はてなブックマークに追加

この記事の監修者

大久保 愛

大久保 愛

1985年生まれ、秋田の山で薬草を採りながら育つ。2008年昭和大学薬学部卒業。「アイカ製薬」代表取締役。薬剤師/薬膳料理家。漢方専門家として商品開発や企業コンサルティングに携わる。近著『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が、発売1カ月で7万部超のベストセラーに。

RECOMMEND

-AD-