【全文掲載】男性の健康と幸福を語り合う「男塾」第4回《テストステロン補充の最新情報》#04

テストステロンのアンチエイジング治療効果

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アンチエイジング効果、つまり若返り効果ですが、65歳以上の人で体重が痩せてしまっていたり、運動していなかったり、筋力が低下して疲労感があるような、ちょっと虚弱的と言われる人を2つのグループに分けて、テストステロンを補充するグループとしていないグループで比較をしてみました。

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そうしますと、テストステロン補充したグループでは、膝の関節回りの筋力がものすごく増えてくる。これは、歩行スピードが高まるということになります。
また、筋肉量の増加や脂肪量の減少ですね。そして、この高齢虚弱男性の身体機能全般、例えば椅子から立ち上がるとかそういった機能も含めて高まってくる。
 QOL(生活の質)が高まるということから、高齢者の方は、ずっと自立して生活できるのです。




介護を必要としない抗介護ホルモン、抗加齢ホルモンではありますけども抗介護ホルモン
だということが言えます。 

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また、よくお医者さんからご質問を受けるんですが、補充療法すると前立腺がんになりませんかと言われます。答えとしては「ありません」。


実際に前立腺がんになった人にも、補充療法をしても再発や転移するエビデンスは無いということが分かっています。補充量が多すぎなければ極めて安全な治療です。 

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テストステロン自体はアンチエイジングホルモンで、我々がいつまでも元気に若々しく、そして自立し続けるために非常に重要なホルモンですが、健康リスクのバイオマーカーでもあります。
テストステロンが下がっているということは、意欲が減ってしまうとかやる気が出ないということです。 


これも問題ですが、将来的な意味で、例えばコロナになって重症化しやすい、糖尿病であるとか脳梗塞、心筋梗塞になりやすいといったリスクも表しています。 こういったことからテストステロンはやはり測るということがまず大事です。低い場合は、病気として低い場合と、ちょっと低いという人がいると思います。 


何らかの症状があって低いという人、肥満であるとか、ジムに行っても筋力の伸びがない、糖尿病まであと一歩と言われているとか、コレステロールが高いとか、うつ症状がある、不眠である、おしっこが近い…。こうした人にはやはりテストステロンの補充療法を、オンデマンドと書いてますが、必要に応じてやっていく方法もあるのではないかなと思います。 


こういったことについては今後、DANTESの中でも紹介をしていきますので、ぜひフォローをしていっていただければと思います。 

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#05に続く

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