【全文掲載】男性の健康と幸福を語り合う「男塾」第0回《「活」抜き、でゆるく免疫力アップ》

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「活」抜き、でゆるく免疫力アップ

やれ就活、婚活、妊活などと気合ばかりが求められたのは「コロナ前」時代の話。Stay homeで緩いことが、なんだか心地よくなった今、「コロナ後」の男性の生き方を考える男塾がはじまります。免疫は「闘う」のでなく、無用な戦いは避けることが孫子の兵法…グラス片手にゆったりご参加ください。


■パネリスト:

堀江 重郎(順天堂大学大学院 医学研究科 泌尿器外科学 教授)

佐々木 浩二(夕刊フジ代表・編集局長)

配信元URL:https://www.youtube.com/watch?v=iqD1EVnPk9Y&feature=youtu.be

男性がより健康にハツラツとして人生を送るためのプログラム「男塾」開始

佐々木:皆さんこんばんは。夕刊フジの佐々木と申します。ウェブライブセミナー男塾をご視聴いただきましてありがとうございます。


このライブセミナーは、男性がより健康に、ハツラツとして人生を送るための、プログラムをお届けするもので、男塾運営員会2020夕刊フジの男性向け医療健康サイト「DANTES」の共催でお送りします。 

そして、日本メンズヘルス医学会、日本抗加齢医学会、テストステロンアカデミー、生活向上ウェブそれぞれの団体のご協賛とご講演でこのライブセミナーを実施しております。

原則、毎月第3水曜日の午後8時、20時から様々な領域のゲストの方をお迎えして、YouTubeの男塾チャンネル、こちらで無料でライブ配信していくというものです。本日は第4水曜日ですが、今後は毎月第3水曜日が原則です。本日は正式にスタートする7月を前にパイロット版(0回)として、男塾を主催する順天堂大学大学院医学研究科泌尿器科泌尿器外科学教授の堀江重郎先生と私、夕刊フジ代表兼編集局長の佐々木でお届けします。

はじめに堀江先生から男塾の開催趣旨と今回のテーマである、『「活」抜き、でゆるく免疫力アップ』ということについて説明していただきます。では堀江先生よろしくお願いいたします。

堀江:はい。佐々木さんありがとうございます。順天堂の堀江と申します。男性の健康メンズヘルスを中心に、診療あるいは研究をしてまいりました。
ご紹介いただきましたこの男塾ですね、今日は第0回ということで、初めての試みですので途中でYouTube落っこちゃうかもしれないですけど、不手際があった場合にはお詫びしたいと思いますが、この男塾はコロナの前からいろいろ企画をしていました。 

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これまでの男性というのは何か競争しなきゃいけないとか、何か達成しなきゃいけないとかですね、いろいろ大変なんです。しかし、そろそろそうじゃない生き方もあっていいんじゃないかなと思っていた矢先に、この新型コロナウイルスがやってまいりまして、この男塾も3月4月5月が延期。今回は0回ということで、来月からゲストをお迎えしてスタートする形になります。 

スライドをご覧いただこうかなと思うんですが、この男塾は男性がより健康にそしてハツラツに人生を送るためのウェブライブセミナーということで、佐々木さんに今お話しいただきましたように、原則第3水曜日夜8時から、配信をしたいと思います。
今日聞くところによると、いろいろな方が配信をされているということで、若干ネットの方も混みあっているかもしれません。 

さて、男性の生きづらさを考えてきた中で、面白い本をご紹介したいと思います。 グレイソン・ペリーが書いた『男らしさの終焉』です。従来、半分強制的に言われてきたような男らしさというものを少し考え直していいんじゃないかという、非常に面白い内容です。イラストに「エモーショナル・マン」というのが描かれていますが、たしかに我々は非常にストレスが多く、傷つくことも多いですね。

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人生のいろいろな場面において、上手くいくこともあれば、上手くいかないということもあるんですが、この本の中で「男性の権利」というのがありまして、傷ついていい権利、弱くなる権利、間違える権利、直感で動く権利、分からないと言える権利、気まぐれでいい権利、柔軟でいる権利、恥ずかしがらない権利と言ったように、今までの「男の子だったら」「男性だったら」といった思い込みを少し柔らかくしてくれるような内容の話が書いてあります。

『「活」抜き、でゆるく免疫力アップ』 

コロナが起きて、皆さんも免疫力アップに非常に関心があるところだと思います。男塾のサイトにも書いていますけども、これまで、終活、婚活、妊活などという気合ばかりが男性に求められてきたのがコロナ前時代です。しかし、ずっとステイホームでいたら、最近、少しステイホームが心地よい面も出てきた。一方で今、外に出ざるをえないという状況もありますけども、億劫になっている人もいるかもしれません。 

いずれにせよ、コロナ後の男性の生き方を考えるということで、戦うのではなくて、戦いを避けないでゆったり参加していただきたい、というふうなことからスタートをしております。この配信を夕刊フジ代表の佐々木さんとお送りしたいと思います。

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今後のゲストの方々を紹介します。7月は慶應義塾大学の前野隆司教授をお招きします。前野先生は大学の先生ではあるんですが非常に面白い先生で、もともとはエンジニアで、IT関係の方なんですが、システムデザイン専攻で「幸福論」とか、無意識ってどういうことなんだという「無意識の在り方」みたいなご本を出されています。非常にユニークな前野先生と、「無意識で幸福になる」ということを考えていきたいと思います。

そしてお盆明けの8月19日は臨済宗のお坊さんでもあります玄侑宗久さんです。玄侑先生はいろいろな小説を書かれている作家でもあります。非常に素晴らしい小説で、生と死ということを深く追求されている方ですけども、お盆明けということもあって、「向こうの世界」の話も含めて健康になれる方法を考えたいと思います。

そして9月ですね。早稲田大学の熊野宏昭先生。熊野先生はいわゆるマインドフルネスの第一人者です。我々はすぐカーっとするとか悲しいとか、あるいは思ったことをぱっと行動に出しちゃうわけですが、熊野先生からはそういったことを少し客観的に見えるようになるというマインドフルネス、これは今日も後でちょっと触れるかもしれませんが、そういったマインドフルネスのお話を9月にしたいと思っています。

佐々木:はい、ありがとうございます。この男塾、今回はパイロット版ということで、男塾を運営する堀江先生と私の方でお送りしております。

本題に前に少しお時間いただいて、今回共催としてなぜ私ども夕刊フジがこちらに入ったのか、そのきっかけとなったのがこの男性向けの医療健康サイト「DANTES」ですので、ちょっとDANTESというサイトについてご紹介させていただきます。(画面を)共有させていただきますね。

男性向けの医療健康サイト「DANTES」

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これがDANTESというサイトです。6月にオープンしたものです。まず、このDANTESという名前なんですけれど、これはそのまんまなんですが、男(ダン)性の「テス」トステロンを高めるという意味合いでダンテスと付けました。

夕刊フジでは、毎日見開き2ページで健康記事を掲載しておりますが、そのなかで男性の医療とか健康に特化したメディアサイトというのは、なかなかないということに気づきました。ならばサイトを立ち上げてみようかと思い、男性医療の第一人者である堀江先生にご相談したところ、「テストステロンをキーワードにすればいいんじゃないか」というお話になりました、男性の活力の源とも言われるテストステロンを高めることによって、日本の男性を元気にしよう、という趣旨です。

3月にも開始する予定だったんですが、コロナが発生しまして、それでさてどうしようかと思案する中で、先生のご提案もあり、「男性の免疫力を高める」ということもテーマの中に入れ込んで、免疫力とテストステロンによる活力の両方を高めるという趣旨でサイトを再構築し、6月1日に始めたばかりのサイトです。

ご覧いただいている画面には「今こそ、男を磨く!」「今こそ、リスタート!」、そして「今こそ、男に元気を!」という3つのキャッチフレーズを並べております。こうしたキャッチフレーズのもと、記事を提供することで、そのキャッチフレーズの先にある「男性の幸福度を高めると幸せになる」というところまでこのサイトを持っていければいいなというふうに考えております。

サイトの記事は6つのカテゴリーに分かれております。ヘルスケア、免疫力、ウェルネス、ビューティー、ファッション、コミュニケーションというカテゴリーです。

最初の3つのヘルスケア、免疫力、ウェルネス。これは健康サイトの基本カテゴリーです。普通、健康サイトの分野はこの3つだけなんですけれど、「じゃあ健康になってどうするんだ?」という、その先も夕刊フジとしては追求したいなと思い、ビューティー、ファッション、コミュニケーションという3つのカテゴリーを加えました。

男性が、特に中高年になると肌が汚くなっちゃうというのを少し綺麗にするとか、少し綺麗な服を着て出かけるとか、年齢を重ねると人と接するというのが上手くいかなくなるところもありますのでコミュニケーションを円滑にする方法を学ぶとか、そういったことも全部含めて「健康からコミュニケーション」まで、男性が幸せになる要素をこのDANTESというサイトでご提供したいというのが、今の我々の考えでございます。

ということでDANTESについての説明はここまでです。

では実際に本題に入っていきたいと思うんですが、YouTubeのチャットの方で質問やコメントを受け付けておりますので、何かご質問等がありましたらこのチャットに書き込んでいただければ、後程お時間の許す限りお答えしたいと思います。


実は男に最も必要な「3密」

佐々木:今回の新型コロナウイルスは世界中の問題ですが、日本では緊急事態宣言が解除されて6月19日からは都道府県外の移動もできるようになりました。

ところが今日(6月24日)、東京都の感染者数は55人ということでちょっと不安が走っています。世界がブラジルを筆頭に、まだまだアメリカもそうですし、感染者がどんどん増えているという状況の中で、日本の場合、特に「夜の街」が注目されています。実は先週、堀江先生が夕刊フジに「男の元気の素は実は三密だ」という内容を寄稿していただきました。この記事が大変面白かったんですけれど、ここからコロナのお話やっていただけないかなと思います。

堀江:そうですね。今日も東京55人ですか。おそらく夜の街でいろいろ検診をしての数字で、感染している人が本当に重症か?というのは、ちょっとわからないですね。

今お話しいただいた密集、密接、密閉の3密ですが、よーく考えるとこの3密が楽しいから人生を生きてる部分ってありますよね。要するに密集、密接、密閉がない社会は、今がそうなんですけど、少なくとも元気になる要素が少ないんですね。でも最近、一緒に仕事をしている人、例えば私が病院にいて隣に人が来ると、ちょっと心地よくない感じがしますよね。 

佐々木:はい、そうですよね。たかだか2カ月の自粛期間だったのに、もうそんな気分になっている。でも本来はネアンデルタール人のころからですね、人間って密閉された洞窟の中で密集して密接してということがやっぱり大事だったんじゃないかなと思います。それが特に男性に何か影響を与えてないかなと、ちょっと危惧してます。

男性は狭いところ、一番象徴的なのはスナックとかが好きじゃないですか。そこで密接して、会社の愚痴言ったりってのもあるかもしれないし、そういうようなことで元気を蓄えてきたってところがある。それがもう駄目ですよって言われて元気を失っている男性が増えているんじゃないかなと思うんですが。

堀江:たしかに。たとえば政治家とかって結構、ひそひそ話しますね。

佐々木:はい。

堀江:わざとそういう光景を人に見せたりもしてるんだけど、ひそひそ話が今できないじゃないですか。今の政治家はどうしてるんだろうな、と思います。まぁ、電話してるのかもしれないけど。 

佐々木:我々もそういうシーンがネタになるんですけどね。今はやってくれないんでね。


堀江:
2メートル離れて座るスナックって、もう存在する意味がないですよね。


激変したサラリーマンの働き方

佐々木:実際に、遊びの部分でもそうですし、当特に男性の場合は働き方にもいろいろ影響が出てきているわけですね。特に都心で働いているホワイトカラーの方々の働き方っていうのは激変しました。

私も週に1日か2日はテレワークという名前での在宅勤務をしております。個人的には楽だな、なんて思ってるんですが、それでもそれが嫌だという人、慣れないし、困っているっていう人もいらっしゃるみたいです。夕刊フジの公式ツイッターでアンケートをしました。その結果をお見せします。

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2問だけなんですけどね、「あなたはまだテレワーク(在宅勤務)を続けていますか」という質問と、「自粛要請が解除されました。外出の意欲というのは高まりましたか?」というこの2つの質問です。最初の「テレワーク続けてますか」という中で多かったのはですね。もう終了したっていう人が結構いて、通常の出勤に戻ったっていう人が半分近くいたっていうことですね。

テレワークは定着するんじゃないかと言われてたけど、半分は元に戻った。テレワークが嫌いなトップの意向なのかもしれないし。テレワークってどうなんでしょうかね、続けると男性は弱るんですか?

堀江:それが今ね、世界的に話題になっているんですよ。テレワークでホルモンが、特に中高年は減っているんじゃないかと危惧されていますね。

佐々木:やはり、外で人と接しない、3密まではいかないにしても、触れ合わないということが原因なんですか?

堀江:外出も?

佐々木:外出はですね、今まで通りの外出頻度だろうというのが半分だったんですが、ただ注目すべきは、コロナ前ほど出かけたくなくなったという人が半数近くいること。逆に、外に出たくなったという人はさすがに少なく1割もいない。外出意欲がなくなるっているのも問題ですよね。

堀江:問題ですね。出不精になっちゃうんですよね。

佐々木:それがホルモンに直接的に関係?

堀江:はい。今日、その辺のホルモンの話題をしたいと思います。

佐々木:お願いします。テストステロンですね。 

ホルモンとは?

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堀江:はい。ここに表示しているのはホルモン焼きなんですけども、ホルモンはホルモン焼きとは全然関係ないんですね。
医学的にホルモンというのは、非常にわずかな量ですが、体の臓器で働くんです。例えば甲状腺ホルモンとかインスリンというのは体の中で作用するんですが、実はこのホルモンは我々の社会活動にも強く影響してくるんです。 

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男性ホルモンというと、こういうイメージを持っている人も多いんですが、実は3つ機能があります。冒険と社会性と競争、チャレンジする機能です。

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この右上のイラストはカリフォルニアのクリフバーというエナジーバーのロゴなんですけども、崖を上るというチャレンジをしています。

男性ホルモンは新しいことにチャレンジすると出てきます。狩りに出て獲物を捕ってくるとか、旅をするといったことですね。

それから社会性。仲間、家族、会社、組織ですね。これはプラスの面もありますし、その中でお互いを束縛するというマイナスの面もあるんですが、そういった中で共同体意識というか、例えば家族のためとか会社のためとか国のためといった気持ちを養うということもあります。

あるいは「縄張り」ですね。よく会社で「俺はそんなこと聞いてない」という人がいます。「それは俺の縄張りだ」という意味ですよね。これもテストステロンが大変関係があります。

そして最後。このホルモンは競争すると出てきます。これはゲームでもスポーツでも仕事でもいいんですけども、達成感、順位があると、このホルモンが出てきます。

この男性ホルモンのことを「テストステロン」と言います。ちょっとなんか恐竜みたいな名前ですけども、そういう名前で呼んでいます。

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この写真は黒澤明監督の1975年「デルス・ウザーラ」という映画です。猟師が獲物を追っかけて行くんですね。ずーっと追いかけていくんです。この時のホルモンの値を研究した医学研究があります。


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太線の部分は朝、家を出て獲物を探してずっと歩いていくんです。3時間、6時間と。

で、獲物を見つけてここで仕留めた瞬間、ホルモンの値がどーんと上がっていきます。 

その上がった余韻をもって家に帰って、家族に獲物を与えるということですね。この間、男性ホルモンは非常に高い状態を保たっています。 


ところが、獲物を探しに行ったんだけど、撃ち損じて獲物が逃げちゃうと、手ぶらで帰ることになる。すると、最初は上がっていったテストステロンが思いっきり盛り下がっちゃうんです。 この点線の部分です。


つまり、男性ホルモンの基本は何かというと、外に出て獲物を狩って帰ってくるということなんです。

ただ、この男性ホルモンは実は女性にもあります。男性だけのものではありません。 

今は女性でも「外に出て獲物を捕って帰ってくる=大きな仕事を成し遂げる」という人もいます。そういう人は「よし、今日は獲物をゲットした」ということで男性ホルモンのテストステロンが上がることになります。 

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「狩り」というのは個人プレーのように見えますが、この黒沢監督の「七人の侍」という1954年の映画のように、組織の中でもテストステロンは働きます。

リーダーシップとテストステロン

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ここに出てきたおじさんは、ちょっと前に「もしドラ」で有名になったピーター・ドラッガーです。彼はリーダーシップについて語っています。

リーダーシップというのは、組織の使命を考えて、それを目に見える形で確立すること。
リーダーというのは目標を定め優先順位を決めて基準を定めて維持をする人。 また、リーダーは妥協を受け入れる前に何が正しく望ましいかを考え抜く。ってことなんですが、注目はこの赤字で示した組織とか目標とか、正しさです。 

この3つと男性ホルモンは非常に関係があります。ごく簡単にまとめますと、男性ホルモンと社会の中での男性には結構関係ある、と言われております。意欲を持って何かに挑戦するチャレンジ精神のことです。 

テストステロンと男性性

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まずは獲物を捕って帰ってきて家族を養う。外に出ていくわけですが、これは社会的な貢献をするボランティアや寄付をするということにもつながるんですね。また、面白いことですが、テストステロンが高い人はブランド品をよく買うということも知られています。 


そして、物事の公平さとか公正さとを大事にする。逆に言うと男性ホルモンの高い人はズルをしないんです。水戸黄門に出てくる越後屋とか悪代官は男性ホルモンが低い人なんですね。

そして、縄張りを主張する。それから、ここには鈍感力と書いていますが、あんまり不安を感じにくい。何とかなるだろうと考える。
コロナの中でマスクしないで歩いてる人、これは鈍感力ですね。それが良いというわけじゃないですが、そういう部分もあります。

我々は300人ぐらいの人からアンケート取ってみて男性ホルモンの値を比較してみました。

テストステロンでわかる個人の性格・資質的データ

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先ほどお話しましたように男性ホルモンのテストステロンは、この真ん中にあるように冒険のホルモン、社会性のホルモン、競争のホルモン、そしてリスクを取るということとも関係します。

「賽は投げられた」と言ったのはシーザーですけれども、つまりシーザーはルビコン川を渡るリスクを取る人です。これも男性ホルモンと非常に関係があります。 


このホルモンが高い人は目標を定めて達成しようとする。現実主義ですね。むやみに争わない。けれど結構、緻密。例えば日記を書いたりしていますね。 

そして、力仕事以外の仕事の方に興味のある人が多い。クールで緻密、超現実主義。目的は必ず達成する強い意志をもっています。イメージでいうと、こういったことを極めていく人というと、イチローみたいな感じがちょっとしますね。

一方、低いと目標がない。特に目標をもたない。とりとめのない空想に浸ることが多い。「俺が部長だったら…」とかですね、俺が何とかだったら、という現実的ではないことを考えたりする。そして強いものには逆らわない。ぺこぺこする。 

そして、細かいことはどうでもいい。大雑把。やりたい仕事でなくても与えられた仕事はする、というような傾向があります。ちょっと言い方は厳しいですけど、散漫で大雑把。逃避的事なかれ主義。諦めが早い。ということになります。 


ただ、これは1人の人でも男性ホルモンが高ければそういう傾向になるし、低くなるとそれまでは緻密な人が何となく散漫になったり、それまでは強い意志があったのが何となく諦めちゃうということにもなってしまいます。 


このコロナの時代、自粛で外に出ていかないことは、男性とっては致命的と僕は思います。テストステロンが上がらないんです。 


男性は家にいてもテストステロンが上がらないということがこれまでに分かってます
。目標を達成しようと思ってる人もなんか不安だし、『まぁいいか』という気分になってくるのではないかという気がします。 

男性ホルモンを高める姿勢

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今日は一つだけ男性ホルモンを即座に上げる方法を紹介したいと思います。これはハーバード大学の先生の研究なんですが、体の姿勢ですね。右側は腕を閉じ、胸を閉じ、ちょっとショボンとしていますが、左側は腕をぐーっと上げて胸を開いている。こういった姿勢を2分間続けると男性ホルモンは上がるというふうに言われています。


ですから、今ご覧になっている方もぐーっと背伸びをして、胸を大きく開けてみてください。そうすると少しテストステロンも上がって、また発想も変わる可能性があります。 

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これは実際に姿勢がテストステロンを変えるということを示したもので、左がテストステロンの値です。左のカラムは、胸を開いたときにテストステロンの値は上がったんですが、胸を閉じて2分間経つとテストステロンは右側のように下がってしまうんですね。

一方、緊張ホルモンと言われるコルチゾールというホルモンがあります。例えば満員電車に乗ったりすると緊張しますが、その時に増えるホルモンですね。 

ストレスがある時に増えるホルモンですが、グラフの右カラムのように大きく胸を開けるとこのストレスホルモンが減り、胸を閉じるとストレスホルモンが増えます。よくオリンピックなどの大きな試合で、試合前にみんな大きく胸を張って深呼吸するのは、そこでテストステロンをがーっと上げて良いパフォーマンスをするためということになります。言わばゴリラですね。

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胸を叩いて大きく胸を上げて、「俺はテストステロンが高い」ということを誇示してる感じです。

テストステロンについては、だいたいこういったところですが、佐々木さん、どうでしょうか。

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佐々木:大雑把な人というのは何となく豪胆に見えることもあり、むしろそちらの方がテストステロンが高いんじゃないかみたいな気がしていました。


堀江:
なんか豪快、とかね。


佐々木:
豪快そうですね。


堀江:しかし、
豪快なイメージの人が実はすごく細かいこともありますよ。


佐々木:
ああ、そうですね。緻密ということは重要なんですね? 


堀江:
そうです。「神は細部に宿る」じゃないんですけど、有名なシェフなんかは非常に細かいところに注意を払うといったことがありますよね。 


佐々木:
なるほど。いわゆるマイクロマネージャーみたいなね。 


堀江:
はい。


佐々木:
例えばスティーブ・ジョブズは非常に細かいところがあったといいます。ああいう人もテストステロンが高かったってことなんでしょうか。 


堀江:
スティーブ・ジョブズまで行っちゃうとね、ちょっとだいぶ振り切れちゃっている可能性も。ただ、やっぱり外に出かけて自分を表現しないと、このホルモンは出てこないんですね。 


佐々木:外に
出なかった時期は2カ月ぐらいありましたけど、解除されたことによって、この状態というのはどのぐらいで元に戻るものなんでしょうか。そもそも「戻る」ものなんでしょうか。 


堀江:
それは非常に興味深いですよね。ただ、やっぱり日本とアメリカが違うのは、アメリカ人はもう海に遊びに行ったり、暴動を起こしたりしていますよね。 


佐々木:
はい。


堀江:
これはやっぱりアングロサクソンの特徴というんでしょうか。白人とアジア人はちょっと違う傾向があるかもしれないですね。彼らの方がかなり激しいですよね。解放感というか、早速(遊びに)出かけて行きます。日本人は今のところ、何となく恐る恐るみたいな感じですよね。ただ、若い人はどんどん行くとは思います。


佐々木:
テストステロンには国民性というか、どの国の男性は高いとかあります? 


堀江:
あります。平たい言葉でいうと、やはり白人の方が高い。 


佐々木:
はい


堀江:
白人というか、まあアジア人じゃない人の方が高いです。簡単に言うと。 


佐々木:
なるほど。

堀江:アジア人はやっぱり低いですね。


佐々木:
はい。


堀江:
それはある意味、アジア人が一番洗練されているということです。文化的に非常に多くの人が皆で調和して生きてきたということです。「俺が俺が」というより、「和を持って…」ってことがありますよね。しかし、海外で「和を持って…」という話は聞かないですよね。 


佐々木:
そうですね。 

堀江:今回の我々日本人の自粛にしても、それは社会貢献の表れだと思います。。でも、海外では自粛のために法的手段を取らざるを得ない。


佐々木:
はい。 


堀江:
逆に言うとテストステロンは外国人が高いということですね。 


佐々木:
テストステロンがさらに自粛で低くなり、たぶん全国的に低くなっていると思うんですが、今後の国対国の経済であるとか政治であるとか、その辺の競争の中で日本は不利になってくるかも? 


堀江:
ええ、不利ですよね。 


佐々木:
なりますか? 


堀江:
個人レベルでも、例えばブランド品ってテストステロンが高くないと買わないんですよ。 


佐々木:
ああ、そうですよね。そうするとつまり、経済が回らないってことですね。 


堀江:そうです。だから経済を回すには、ディスタンスをどうするとかビニールで覆うといったことも大事なんですけど、もっと我々自身のホルモンを上げていくってことが恐らく大事なことですね。 


佐々木:
ああ、なるほどね。たから姿勢だけでも。 


堀江:
そう! 


佐々木:
上げていくことができるというのであればね。


堀江:
どうしてもテレワークすると、パソコンに向かっていますからね。 


佐々木:はい。


堀江:家に自分の机や書斎がある方はいいですけど、普通は食卓とかどこかの片隅でやるので姿勢が悪くなったりするじゃないですか。そうすると、男性ホルモンは結構下がっちゃうんですよ。


佐々木:
ああ、なるほど。それで余談ですけど、先生が夕刊フジにコメントしていただいてる、自分のテストステロンが高いか低いかって指でわかるんですよね。 


堀江:
そうそう。皆さんの左手、主にきき手の反対側、例えば左手の人差し指と薬指ですね。これを見ていただいて人差し指より薬指が長いとテストステロンが高い。これは男性も女性もそうです。 


佐々木:
女性もそうですか。 


堀江:
はい。女性もそうです。 


佐々木:
女性は短い人が多いですよね 


堀江:
短い、あるいは同じくらいの人が多いですね。だけど仕事をされてる人は人差し指より長いですよね。家庭に入られてる人よりは、例えば特にご自身で商売をしているとか何かの責任者をしている人は大体ものすごく長いです。 


佐々木:短い人はどうしていけばいいんでしょうか。 

堀江:男性の場合は長いから良い、短いから悪いってわけではありません。 


佐々木:良い悪いではないんですか? 


堀江:
テストステロンが高い人は表現力が高い。テストステロンの低い人はあんまり表現をしないというか、静かな傾向がありますよね。それが自分にとって合っている場合はそれでも良い。しかし、ここは自分が表現した方がいいなという時は積極的に表現していただきたい。 ただ、最初から何となく「失敗したら困るな」とネガティブな発想をしちゃうことがありますよね。そこでご紹介したいのが「自分を褒める」っていうことです。

セルフ・コンパッションのすすめ 

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堀江:セルフ・コンパッションってちょっと見慣れない言葉なんですけども、メンタルヘルスの言葉ですね。アメリカでは半分の人がなんとメンタルヘルス支障をきたしているといいます。

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ワシントンポストでは、コロナはリーマン・ショックよりストレスレベルがはるかに高いということも報道されています。

コロナ疲れとよく言いますが、コロナ疲れが鬱になっている可能性があります。人間はストレスがあった場合、逃げるか戦うか、同じ「とうそう」っていう字なんですね。逃げる「逃走」と戦う「闘争」とありますけど、どっちかをします。 

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ところがコロナというのは戦いようがない。三十六計逃げるに如かず。逃げるしかない。外出自粛実際の要請から、休業、在宅勤務、自宅待機などなどですね。とにかくコロナから逃げようっていうことなんですが、実はこのストレスを与えるものから完全に逃げ切れるまでは、ずっとこれが続くんですよ。

この反応が続けば続くほどネガティブな感情が出てきます。この状況がいつまで続くんだろうという不安感とかですね。まあ、自分では解決できないですよね。 

無力感とか在宅勤務とか、いつもとやり方が違うコミュニケーションとかが、30代40代以降になってくるとちょっと負担になってきます。自宅勤務では『仕事さぼってる』という罪悪感もあるかもしれません。こういった諸々の感情がストレスを生んで鬱につながっている。今、世界的にも鬱が増えてるんじゃないでしょうか。


WHOも心の健康、もちろんコロナウイルスそのものの不安感も大きいわけですが、実はこういったいくつかの反応が鬱の原因になっているんじゃないかと指摘しています。 

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このイラストは、在宅勤務が自宅のプライバシーの中まで侵害しちゃってるということですね。今、非常に問題になっています。簡単に言うと仕事と自分のプライベートな時間のバランス。ワークライフバランスが崩れちゃうんじゃないかということです。これは去年出た研究ですが、テレワークや長時間労働はワークライフバランスが良くないよということが分かっています。

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仕事と自分のプライベートな時間がきちんとバランスがあれば良いんですけど、崩れてくると燃え尽きやすくなってしまう。皮肉なことにですね。仕事への満足感や人生の満足感が減ってしまう。


何のためにこんな仕事、長い時間やってなくちゃいけないんだってことになるんですね。こういった中で、一つの解決方法としてセルフ・コンパッションという考え方が出てきました。 

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コンパッションというのは、もともと仏教の言葉なんです。パッションというのは、「熱い気持ち」です。


コム(Com)というのは、「一緒に」という意味です。カンパニーなども一緒にするという意味で、コンパッションというのは、あらゆる人の幸せを願い、あらゆる人の苦しみが無くなることを願い、あらゆる人の幸せを喜び、偏りのない平静で落ち着いた心を持ちましょうという、仏教の一つの修行の中で出てくる言葉なんです。 


ただ、これはダライラマが2000年に言っていますが、他人のためのパッション、コンパッションを持つのであれば、まず自分自身を大切にすることが必要だということで「セルフ」。セルフ・コンパッションということがうたわれてきました。 


要は、まず自分自身が安全で健康であるべきだということで、これを体系化したのがアメリカのネフ先生という先生です。マインドフルネスという一種の気付きですね。 


深い呼吸を続けながら体の感覚、あるいはいろいろなものの考え方に影響を与えるマインドフルネスは9月に詳しくお話がありますけれども、これと関係してきます。 

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簡単にいうとセルフ・コンパッションというのは自分に対する優しさですね。


自分に対して絶えず温かい目線を持つ。また、我々が社会で生きていると辛いことがあります。誤解をされるとか酷い仕打ちを受けるとか、思いもよらないことがあるんだけれども、それは自分だけ疎外されたのではなくて、向こうにも何らかの理由があったということを少し冷静になって考える。 


そしてマインドフルネスというのは、直感的、あるいは感情的に反応するのではなく、いろいろな出来事をちょっと一拍おいて反応するということです。 


気付きということでもありますが、このセルフ・コンパッションをすることによって、幸福感が増してくる。打たれ強くなる。人との絆やつながり感が生まれるというふうに言われています。 

これを反対にすると、自分に対して非難するとか批評する、俺はまたうまくいかないんじゃないか、とか、俺はダメな奴だと思うとか、自分は孤独だったり疎外されてるように感じるとか、カッと感情的になって反応するといったことと対比的になります。このセルフ・コンパッションが無いとストレスを感じやすく、鬱になったり不安になったりすることを、有光先生という関西学院大学の先生がまとめていらっしゃいます。 

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これは海外でも有名で、マインドフルネス、セルフカインドネス、コネクティドネスという3つの要素ですね。

自分に対して思慮深くなっている。自分に対して優しくなる。そして社会との繋がりを大事にする。ということで、要はちょっと失敗したり目標達成できなくても、マイナスの感情にとらわれないということですね。また自分の失敗や誤りに対して批評をせず、これに対して寛容になる。あるいは人は誰でも失敗することを受け入れる。 


あの時の何かが自分の今に影響している、というようなことにずっと執着してしまうことはよくあると思うんですが、そういうことを手放すということにも繋がります。 


ただし、このセルフ・コンパッションは自尊心とか自己愛、あるいは自分に甘いということは違うんですね。 

他人と比較してなにかの優越感を得るというのが自尊心ですが、そういうことではない、と。他人と比較するものではないし、人の評価に気にするという自己愛でもない。 


やはり「冷静に分析をする」ということになります。そしてこのセルフ・コンパッションには以下のような良いことがあると海外では言われています。
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幸福感を高めて、ポジティブな感情になる。


先ほど、コロナでずっと不安感や逃走反応があるとネガティブになるという話をしましたが、ポジティブな感情ができると人生に満足感が増えてくるし、人に対する感謝が起き、楽天的になる。ストレスを減少することができて、不安、鬱の程度が低くなる。否定的な考えが浮かぶのを抑えてくれると言われています。 


何かあった時に、前のトラウマの体験などがふわーっと出てくるのを抑えてくれる。そして最近話題になっているレジリエンスという言葉があります。要するに打たれ強さとか回復力ですね。いろいろな精神的なダメージから回復しやすくなる。


結果として自分を改善するモチベーションが高くなって自分らしい人生を送れるというふうに言われています。これは単なるメンタルだけではないということが最近分かってきまして、なんと遺伝子ですね、DNAに関係するということが分かってきました。 

テストステロンは長寿遺伝子にも関係する

よく「見た目」と言います。「あの人、見た目が若い」とかですね、「ちょっと老けてるな」というのもあるんですが、これに関係するものが何かと調べたら、我々のDNA、これは染色体というところの中に含まれているんですが、この染色体の端っこの部分に「テロメア」という部分があるんですね。

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この部分は最初の誕生、要するに精子と卵子が合体して受精卵になった瞬間が一番長いんです。


そこから徐々に、我々が成長していくと小さくなっていく。短くなっていきます。 


どんどん短くなっちゃうとうつ病や動脈硬化、心臓病などになりやすいんですね、

そのテロメアを長くするもの、が分かっています。先ほどお話しした男性ホルモンのテストステロン。それから運動、そして瞑想あるいはマインドフルネスですね。これがテロメアを長くしてくれる。短くしてしまうものの一つはたばこです。もう一つは悲観したり、心理的なストレス。これがあるとテロメアは短くなってしまうんです。 

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このグラフは横軸が年齢、縦軸がテロメアの長さです。

キロベース(kbp)というのは1000個単位の遺伝子の長さ、つまりテロメアの長さなんですが、ご覧のように0歳からずーっと下がっていくんですね。ただし、運動したりマインドフルネスをしたり、テストステロンを上げていくと減りにくいということになります。

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男性と女性の比較です。ぱっと見ると分かりにくいんですが、減り方は男性の方が早いんです。男性の60歳のテロメアの長さは女性だと72歳ですね。今、日本人は男性と女性の平均寿命が7歳くらい違います。しかし実はテロメアだけでみると12歳違う。

男性の方がテロメアは早く短くなる。これは男性の方がこれまではよりストレスが大きかったということにも一つ原因があるかもしれません。男性が女性より早くテロメアが短くなるということです。


また、動脈硬化の病変が多い人はテロメアが徐々に短くなっていくという調査もあります。 

男塾32

ただし、このテロメア、先ほどお話しましたように、伸ばす方法があるということです。ただ短くなりっぱなしではない。


これはアメリカの研究で、オーミシさんという人ががんの患者さんで調べてみたんですが、ポイントは食べ物ですね。 

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アメリカの人ですからハンバーグとかステーキとかのお肉、そしてトウモロコシとかポテトとかを召し上がることが多いと思うんですが、いわゆる地中海式の野菜を中心に魚も取るバランスの良い食生活とマインドフルネスなどのストレスマネジメントを行ったところ、3カ月で短くなりかけてきたテロメアを伸ばすことができたのです。

これは非常に画期的な研究で、がん治療というのは単に抗がん剤だけを投入すればよいわけではないということが分かった研究なんですが、こういうことも知られてきています。また、白血球にテストステロンを与えてみると、ぱーんとテロメアが伸びてくるという実験結果もあります。

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セルフ・コンパッションは幸福感を高めストレスを減少させる、レジリエンスが高くなる。そのため、自分らしい人生を送ることや、自分を大事にすることにすごく必要ですが、もう一つ、テロメアも長くなるということが最近分かってきました。セルフ・コンパッションができると長生きできるということになります。 あるいは病気になるリスクが少ないということですね。 

セルフ・コンパッションについては、いろいろな講座がありますし、YouTubeでにも検索するといろいろ出てきますので、ぜひお調いただければと思います。これも一つのアンチエイジングですね。 

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私は今、日本抗加齢医学会という学会の理事長をしてます。アンチエイジングというと顔のシワが綺麗になった、お肌が白くなったとかといったことで言われますけが、それだけではなく、遺伝子も若返るのです。

大事なことは、このコロナ・パンデミックによるストレスは我々のテロメアを短くし、テストステロンも減らしているということです。


またテレワークが続くとワークライフバランスが取りにくい。そこでこのセルフ・コンパッション、自分に対して優しくなるということが重要です。 


これはある意味、緩く生きようということでもあります。何でも活を入れるのではなく、何でも競争するではなく、自分らしさということを考えていく。 

今、コロナのためにお客さんが少なくなった飲食関係の方、あるいは舞台関係の方の方とか、たくさん困っていらっしゃる方がいると思いますが、このセルフ・コンパッションを家の中でも実践し、ハツラツとしながら免疫力をアップしてほしいということを提案をさせていただきたいと思います。 

佐々木さん、いかがですか。

男塾36

佐々木:なるほど。幸せな状態をキープしながら長生きできるというのは、夢のような話だと思います。


堀江:
今、チャットでご質問がありました。テストステロンは免疫力にも大変関係してきますね。例えばウイルスのワクチンを打っても、テストステロンが低いとワクチンで抗体が作れない場合もあります。 

緩さというのは、シャカリキにテンパっていないということですが、テンパっている状態というのは確実に免疫力を下げてしまうということになりますね。


佐々木:
なるほど。あの交感神経とか副交感神経とか、ああいうことですか? 


堀江:
そうなんです。


佐々木:
テストステロンっていうのは、少し気合を入れないと高まらないイメージがありますけど。 


堀江:
テストステロンていうと、なんか「攻撃する」とか「俺が、俺が」というイメージですね。そういった面がないわけでもないんですが、もう一つは先ほど言った鈍感力ですね。あまり気にならないという緩さも重要。緩いというのは、いろいろなことをほったらかして緩いという意味では無く、あるいは諦めて緩いというわけでもなく、気持ちの中に(一定の)緩さを持っているというふうに僕は考えたいんですけどね。 


佐々木:
社会的に自粛の中で緊張状態。自粛が解けても隣に人が来るとびくっとしてしまうし、マスクをしていない人とすれ違う時には身構えてしまうみたいな緊張状態は続いているんですが、そこでどう自分の中で緩くするか、泰然と構えられるか、ということなんでしょうかね。 


堀江:胸を大きく開く、というのをやりましたけど、そういうストレッチも大事です。テストステロンは「何とかなるさ」というホルモンなので、楽観的になるというのも大事。経済を回していくのにも、みんなが楽観的になることが大事じゃないかなと思いますね。 

佐々木:今日は、緩く活抜きであまり気合を入れすぎずに免疫力アップということで、この動画配信自体もなんだかゆるーくやっちゃって申し訳なかったんですけど、9時までということでそろそろお時間になりました。ご視聴いただい皆さんに先生のお話がこれからの元気に繋がるヒントになったとしたら我々としては幸いでございます。最後に先生からご視聴いただいた方々にメッセージをお願いします。 


堀江:
ありがとうございます。今日最後までご視聴いただいている皆さん、ちょっと不手際も色々あって申し訳ありませんでした。 

コロナの時代ですけれど、どうやってこれからの時代を生きていけばいいのかを皆さんと一緒に考えたいと思いますので、ご意見がございましたらどんどんお寄せいただければと思います。佐々木さんにご紹介いただいた夕刊フジのDANTESの方もぜひ覗いていただければと思います。 

来月、7月15日は慶應義塾大学の前野先生をお迎えして、男性の幸福、無意識に幸福になる生き方について語り合いたいと思いますので、ぜひお集りいただければと思います。佐々木さん、今日は本当にありがとうございました。 

佐々木:ありがとうございました。また7月15日の午後8時ですね。また男塾でお会いしましょう。


堀江:
ありがとうございました。失礼いたします。 


(※YouTube「男塾」セミナーの模様を採録。一部を読みやすく修正しました)

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