コロナ禍で「予期せぬ妊娠」が増えた!
ライフステージや悩みにあわせて女性の一生をサポートする健康情報サービス「ルナルナ」から、「避妊」に関する最新の意識調査が発表されました。
コロナ禍で1.8倍に相談増加
その中で公開された、相談支援窓口「にんしんSOS東京」の副代表、土屋麻由美さんのインタビューによると、新型コロナウイルス感染症の陰で予期せぬ妊娠についての相談件数は、1.8倍にも増えたそうです。
妊娠要因としては、「外出自粛の影響でコンドームが購入できなかった」「お家デートにより性行為に発展してしまった」といった相談が寄せられています。
リポートを読みながら、学生時代に「どうしよう、生理遅れちゃっているんだけど、妊娠しちゃったかな…」という、この手の相談を女友達から結構されたことを思い出しました。
女性の「不安」は切実
性教育はみんな受けているものの、避妊は失敗してしまうこともあります。また、生理予定日が1日遅れただけでも、女性は「妊娠してしまったかも」と、授業に集中できないほど不安でたまらなくなるのです。
さらに、「体に合わない」「使いたくない」など意外な理由でコンドームの使用を拒否する男性もいます。困ったものです。
ルナルナの調査で、「あなたはこれまで、避妊に失敗したと不安になった経験がありますか?」という問いには6割の女性が「はい」と答えています。
性教育の不徹底が問題
「妊娠を望んでいないときの性交渉時に、パートナーがきちんと避妊をしなかったことはありますか?」という質問には、5割の方が「はい」と回答。
そもそも「恥ずかしい」という理由で性教育の授業すら真面目に聞かず、SNSや人から聞いた話を鵜呑みにしてしまう若者も多いといいます。
なんとかご家庭と学校が協力して「望まぬ妊娠」をなくすための性教育を広めてほしい、そして、何かあったときに身近に相談にのってもらえる環境を整えてほしいものです。
せっかく誕生した命を殺したい人はだれもいません。そうならないために。
この記事のライター
工藤 まおり
フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。
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