セックス時に「痛い」と女性から言われたことはありますか？

性の大規模実態調査（【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ２０２０）の調査結果によると、「セックス（性交渉）の時に痛みを感じることがありますか」という質問に対し、女性の62.5％が「痛い」と回答しています。その中の一つが「膣の潤い」が足りないこと。

女性はストレス、緊張、前戯不足や加齢などにより濡れにくくなってしまうことがあります。そこで、利用したいのが「潤滑ゼリー」…なのですが、たまに「ローションを使っているよ」と話す男性もいます。みなさん、「潤滑ゼリー」と「ローション」の違いをご存じでしょうか。

簡単に説明しましょう。「潤滑ゼリー」は潤いが足りないとき、膣に塗ったり、男性器に塗ったりして使用します。ウオーターベース、シリコンベース、オイルベースなどさまざまな種類があります。私がよく使っているのはウオーターベースの「リューブゼリー」というもの。ベタベタしていないので洗いやすいですし、自然な触り心地なのでおすすめです。

「ローション」は、風俗店でも体に使われているヌルヌルしている液体で、身体の外側のマッサージ用として使用するためのものです。特に、粘り気のある「ポリアクリル酸ナトリウム」という成分が入っている場合は要注意。

膣の中に入れてしまうと、拭き取りにくくなってしまい、感染症を起こしてしまう可能性もあるそうです。なるべく体の内部に入れないように使用した方が良いでしょう。膣の中に入れてしまう方もまれにいるようですが、成分を確認した上で、慎重に使用するべきだと思います。

このように、もしパートナーの性交痛の原因が「膣の潤い不足」であれば、潤滑ゼリーを使用することをおすすめします。成分も種類も豊富なので、パートナーと相談しながらいろいろ試してみましょう。相手本位で考えれば、間違えることはないでしょう。