卵子の“在庫”がわかる「検査」とは?
「もしかしたら30代後半になったら、子供が望めなくなるかもしれませんね」
先日、婦人科で「AMH検査」の診断をしたところ、お医者さんにこう説明を受けました。
AMHとは、アンチミューラリアンホルモンの略で、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンのことです。この検査を行うと、卵巣の中に残っている卵子の数(卵巣予備能)が推測でき、卵子の在庫の目安がわかるのです。「卵子の在庫が少ない」と聞くと、妊娠率が低そう、と心配される方もいるかもしれませんが、AMH検査の数値は妊娠率に直結せず、「卵子の質」が妊娠することに重要になるそうです。そして卵子の質は実年齢に比例します。
先生いわく「工藤さんはまだ30歳なのでそこまで心配しなくて大丈夫ですが、妊娠・出産に関するスケジュールは考えた方が良いかもしれません」ということでした。
実は数年前にも検査を受けていて、今回は4度目でした。そのたびに同様の結果が出ていたので、「あぁ、やっぱりか」くらいの気持ちで驚きも悲しみもなかったです。最初に検査結果をみた時は「私は子供を産めないのかも」と背筋がヒヤリとしたのですが、お医者さまの「そんなに気にしなくて大丈夫。この数値でも妊娠している人はいます」という言葉に胸をなで下ろしました。
芸能ニュースなどで40代でも妊娠・出産しているのを見ると、「私もこのくらいの時期までは大丈夫だろう」とついつい思ってしまう方は多いと思います。私もそうでしたが、検査の数値を知るたびに現実に引き戻されます。パートナーと一緒に診断結果を見ながら、今後の妊娠・出産スケジュールについて話し合いました。
職業柄、私は早めに検査を受けましたが、周りの同世代の女性の認知度は低いままです。将来、子供を望んでいる方であれば20代のうちに検査しても早すぎるということはありません。男性も一緒に妊娠・出産について考えるきっかけになればいいな、と思います。
この記事のライター
工藤 まおり
フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。
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