コロナ禍で「健康二次被害」懸念、運動不足解消の筋トレとは?

2021/02/24 ダイエット痩身

モテる体をつくる20210217/写真②

コロナ禍で「新しい生活様式」が求められている中、スポーツ庁から「身体的及び精神的な健康を脅かす健康2次被害が懸念される」と報告がありました。「健康2次被害」とは、どのようなものでしょうか?



中高年の「生活不活発」が健康に重大影響

民間の調査によると、外出自粛などによる生活習慣の変化や体への影響について、次の5つが指摘されています。

①1日当たりの歩数減少②体重増加③休校中の運動不足や生活リズムの乱れ、自宅学習での集中力低下などの訴え④テレワークによる「肩こり・腰痛」「目の疲れ」など不調の訴えの増加⑤長時間の座位による、血流の悪化や血栓リスクの上昇。

特に中・高齢者では外出自粛にともなう「生活不活発」による健康への影響が危惧されています。体を動かさないと、フレイル(虚弱、体力減少)やロコモティブシンドローム(運動器障害、骨粗鬆症、関節痛など)、サルコペニア(筋量低下)などを誘発してしまうので、意識的に運動やスポーツに取り組むことが大切だと警告しています。

筋力維持・機能改善の運動が必須

日本整形外科学会からはロコモティブシンドロームを防ぐ「ロコトレ」、健康・体力作り財団からは「生活アクティブ体操」など、予防を働きかける活動が発信されています。その多くは足腰の鍛錬や体を伸ばす、丸めるといった体の機能を維持・改善する運動です。

本欄でも、筋力維持や機能改善に適した内容の運動を紹介しています。こんな時代だからこそ、感染予防対策をしっかりと実行しながら、積極的に生活の中に運動を取り入れ、コロナに負けない体づくりをしていきましょう。

それでは、「コロナ禍での運動不足解消編」2つめの「スイッチ ランジ」を始めます。

コロナ禍での運動不足解消「スイッチ ランジ」のやり方

まずは気をつけの姿勢で立ちます。

モテる体をつくる20210217/写真①

そこから片側の足を前に移動させ、深く沈み込んでランジの体勢になります。この時、膝がつま先よりも前に出すぎないよう注意しましょう。

モテる体をつくる20210217/写真②

次に、足を元の位置まで戻しながら、今度は後ろにバックランジを行います。元の姿勢に戻るのではなく、流れの中でバックランジの体勢へと移行します=同。

モテる体をつくる20210217/写真③モテる体をつくる20210217/写真④

ランジ、バックランジの双方とも、真下に降りるようなイメージで行います。

この動作を左右10回(ランジ・バックランジで1回)、間に休憩を1分入れて、2セット行います。次回は、「ヒール トゥ バット」を紹介します。

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この記事のライター

田島 寛規

田島 寛規

Green Room Products 代表取締役。1975年、東京都生まれ。97年、日本体育大学卒業後、整骨院、病院勤務を経て独立。千葉県柏市の「Green Room柏の葉整骨院」を中心に、Green Room 整骨院グループ、トレーニングジム「T-REVO」やデイサービス「せかんどはうす」、東京.渋谷にパーソナルボディサロン「Natural Bone Technique」、北区にフランチャイズの「王子整骨院」などを展開。


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