振り返ると力になった人生の苦労・無駄6選

2023/03/31

俺活入門20230303

人生を振り返ると無駄な苦労や失敗がたくさん浮んでくるはずだ。自尊心が下がったり、後悔したくなることばかりかもしれない。しかし、見方を変えれば、”チカラを身につける教材”だったとも解釈できる。今回はマイナスと思われている6つの事柄をプラスに変える方法を紹介しよう。

■借金返済

決まった金額を毎月返済するうちに「余剰金」をつくる力がつく。借金を返し終わった翌月から、それは貯金力に変わる。月に5万円返済していた人は、全額返済後、年間60万円の金がたまるのだ。筆者も若いころ、毎月15万円の借金を返済していたが、完済後、1年で約200万円の貯金ができた。

■学歴

一流大学出身者は一流企業に就職しようとする。だが、それ以外の学歴の人は「自分が一流になる努力」をすればいい。高卒の友人は一流企業への就職には目もくれず、小さな内装屋を始めた。一流企業に就職した同世代がリストラや役職定年を恐れるのを後目に毎日楽しく働き、ガッポリ稼いでいる。

■離婚・失恋経験

価値観が合わずに喧嘩が絶えない妻との離婚を決意した50代男性がいる。離婚のショックは大きかったが、1年後、彼はすっきり痩せ、心身ともに健康体を取り戻した。自分で考え、自分で決めて、すべて自己責任で過ごす日々。収入も増え、仲間も増え、少しだけ寂しいが、以前よりも健全で明るい日々を得て幸せになった。

■職場と合わず、すぐ会社をやめる

ある50代の男性は6回の転職歴がある。どの職場とも折り合いが付かなかったためだ。しかし、転職を繰り返した結果、自分の特技を磨くことや、本当にやりたい仕事を見つける嗅覚が何倍も強くなった。「合わない職場」「できない仕事」をどんどん消していった結果、現在はフリーの人材紹介エージェントとして大活躍している。

■三日坊主

何をやっても続かない人は、逆に「ゼネラリスト」を目指そう。あらゆる職種、あらゆる趣味を体験して、仮にすぐやめてしまったとしても、そのすべての体験を語ることができる。もちろん、表面上でしか体験はしていないが、話題には事欠かない。入門者向けのアドバイスくらいはできるはずだ。

■トラウマ・コンプレックス

あがり症だった人がスピーチの練習をして話し上手になった、肥満体型で悩んでいた人が運動を習慣にして筋肉質のスレンダーな体形になった、などという話はいくらでも転がっている。トラウマやコンプレックスは人生転換のエネルギーになるのだ。谷が深いぶん、到達した頂は髙い。

     ◇

苦労や遠回りは私たちに“生きるチカラ”をくれる。筆者も会社勤めがダメだった。しかし、だからこそ、フリーランスの作家として稼げるようになった。会社でそこそこ働けていたら、今のような楽しい人生は送れていなかっただろうと思う。

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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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