「書く生活」で人生は豊かになる

2022/12/02

俺活入門20221111

人生は書くだけで豊かになる。私はそう信じている。書くことは「自分の魂」と向き合い、心を整える「内面磨き」につながる。それを外部発信すれば、共感者との出会いも実現する。

私はライティングスクールを運営しているが、このスクールで内面やライフスタイルを激変させた人たちは多い。彼らは「ライティングフルネス」で充実した人生を手に入れたのだ。そんな「書く俺活」の方法を紹介しよう。

■子供時代からの「自分史」を書いてみる

幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、20代、30代、40代、50代…それぞれの「自分史」年表を書いてみよう。長文を書く必要はない。まずは箇条書きで「印象的だった出来事」を書き出す。

書くうちに「自分の本性」に気づく。あるいはその時の「興味」や「思い描いていた将来像」を思い出せる。傷ついたり、ショックを受けたことからは「自分の弱さ」や「感受性」にも気付くだろう。楽しかった出来事は未来の指針となり、自信に満ちあふれた思い出から「特技」に気づくかもしれない。

■「雑感ポエム」を書いてみる

今、この瞬間に思い出す「うれしかったこと」を文字にしてみる。心の状態を文字に起こし、それを自分で読み返す。自分の心の声を噛みしめ、自分を理解してあげるのだ。

「ああ、自分はこういうことで幸せになるのか」。それに気づければ、その行動を再現することで幸せになれる。それをあえてSNSで公開してみよう。「幸せ投稿」は知人や友人に伝播し、読んだ人をも幸せにする。クレームや愚痴をSNSに書いて憂さ晴らしをするより、はるかに健全で幸せな未来につながる。

■「良かったこと日記」を書いてみる

「娘と仲良く会話ができた」「取引先から新しい依頼がありそうだ」など、小さなことからビッグニュースまで、うれしかったことを手帳に書く。これにより、日々成長している感覚や努力が実っている感覚を自覚できる。箇条書きの一覧を見るだけで「これでいいんだ。自分は着実に豊かになりつつある」という充実感を得られる。私も毎週末にやっているが、自分を褒めることができ、「幸福度」が断然増幅する。

■「理想図」を書いてみる

理想の「ライフスタイル」も手帳に箇条書きで書いてみよう。手に入れたいもの、逆に整理整頓したいものを明確に書き出す。妄想でもいい。それらを書き出したら、スマホや手帳の「いつでも見られる場所」に入れておく。

そして、その未来予想図に直結する行動を少しずつ始めてみるのだ。行動は少しずつ大胆になる。いつしか自分が「高い山の中腹」にいることに気づくだろう。

     ◇

上記はすべて私が行ってきたことだ。こうして「書くこと」により、私は多くの恩恵を得てきた。一文字書くたびに心の周波数が変わる。文字にフックアップされて行動が変わり、習慣も変わる。人生は「書くだけ」で動きだすのだ。





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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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