なぜ「何をしても楽しくない」50代が増えたのか?

2022/11/22

俺活入門20221104

最近、50歳を超えた人から「何をしていても楽しくない」という声をよく聞く。なかには「何のために生きているのかわからない」という人さえいる。今回は「何をしていても楽しくない問題」について考えたい。筆者自身、同世代の立場から推測してみる。

■お金の悩みを抱えている

お金がない人は、「借金を返済しなくては」とか、「1円でも多く稼がなければ」という思いに24時間とりつかれている。稼ぎが少しでも右肩上がりになれば希望が持てるが、そうでない場合は「何をしていても心ここにあらず」だ。

実は会社を辞めて独立した直後の私がそうだった。毎日が深い谷の吊り橋を渡る気分だった。

こういう状況では、仕事を変える、大きな支出を減らす、投資をしてもらう、などの行動転換が必要だ。一人で考えず、力のある人に相談し、「貢献して稼ぐ方法」を考える。新しい世界に弟子入りする決意をしたり、時にはプライドを捨てる覚悟も必要になる。

■仕事のストレスを感じている

今の仕事が不得意な内容だった場合、成果は当然上がらず、人間関係も収入も最悪になる。こんな状態では、何をしても楽しくないだろう。

これも私は経験がある。会社員時代、自分をごまかすために子供と遊んだり友人と飲みに行って気を紛らわせていた。

ところが、会社を辞めた瞬間、この気持ちは消えた。前述のとおり、お金の心配は増えたが、「好き」で「得意」な仕事に没頭できるようになり、腹の底から仕事が楽しいと思えるようになった。

ただし、私のような安易な独立はオススメしない。しっかり計画を立て、ライフラインを守れる算段がついてから挑戦してほしい。

■心身が疲れ切っている

疲れ切っていると何をやっても楽しくない。「好きで得意な仕事」でたくさん稼いでいても、息があがって楽しめない。私は以前、睡眠1時間で家族とサーフィンに行ったことがある。眠気はなかったが、ずっと頭がのぼせた状態で、何も記憶に残っていない。「思い出」に残らないバカンスだった。

■忙しすぎる

「あれも、これも終わっていない」「締め切りに間に合わない」。そんな状態が「心ここにあらず」を招く。これは、楽しいことがあっても感情を噛みしめられない。イライラ状態が続き、周囲の空気も悪くなる。

対策としては、人に仕事を頼む、単価を上げる、など、仕事のやり方の変更が必要だ。会社員ならば、転職も視野に入れたい。

     ◇

上記以外にも健康問題や家族問題など、さまざまな原因があるだろう。だが、せっかくの人生だ。「楽しい時間」を1秒でも増やす方法を考え続けてほしい。





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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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