「何をしても楽しくない」状態から抜け出す方法

2022/11/11

俺活入門20221021

先週、50代の男性が集まった会合の2次会で、男性2人が「最近、何をしていても楽しくない」とこぼした。彼らによると、「そういう50代は多い」という。そういえば、私自身にもそういう時があった。今回は「“何をしても楽しくない”から抜け出す方法」についてお届けしたい。

■なぜ「何をしていても楽しくない」のか?

まずは、「楽しくない理由」を突き止めたい。忙しすぎる、家庭が不仲、健康上の問題、お金の不安、友達が少なく孤独…など、その原因を確定する。

次にその問題とにらめっこする。「解決する方法はないか?」をネット検索でも友人への相談でもいいから探す。大切なのは目をそらずに徹底的に解決案を書き出し、それと毎日にらめっこするということだ。心をごまかすのはやめて、原因と徹底的に向き合おう。

■1人で「好きな場所」に行きまくる

1人で「好きな場所」に行きまくるというのは、私自身が実際に実験してみた。その効果は絶大だった。土曜の夜に日曜日の計画を立てる。そして日曜の朝から晩まで「自分で決めた好きな場所」に4カ所以上行ってみるのだ。

すると頭の中にドーパミンが噴き出す。私の場合、海→海辺の温泉→海鮮ランチ→お寺の座禅会→マッサージ→映画→スタンディングバーの7カ所を1人で回った。自由な気持ちが高まり、まさに自分が「人生の支配者」になった気分だった。

■諦めて寝る。そして早起きする

つまらなくて何もしたくない日は、諦めてさっさと寝てしまう。肝心なのは翌日、早起きすることだ。

早朝に起きたら、近くの神社まで散歩してお参りするなど、さっさと外に出よう。2キロも歩けば、心も頭も溌剌としてくる。たったこれだけで幸福感が沸き上がる。ペットボトルの水120円とお賽銭100円、合計220円で幸福感が得られる。

■部活に再挑戦する

中学、高校の時の「部活」をもう一度やってみるのも面白い。ただし、昔と違い「ゆるく、たのしく」が原則。かつての部活メイトを誘ってキャッチボールをしたり、楽器と戯れるのだ。初々しかった青春時代を思いだし、気持ちも体も若返る。

■趣味を深めるYouTubeを見る

気分転換にYouTubeを見る人は多いが、行き当たりばったりではダメだ。自分の趣味に関する「技術向上のための動画」がオススメ。「再生ボタン」を押した瞬間から興味が沸き上がり、実際にやってみたくなる衝動に駆られたらしめたものだ。

     ◇

上記の提案が「楽しむ」ための突破口なれたな幸いだ。残りの人生の1秒1秒を有意義に過ごし、「最高の心の居場所」を見つけてもらいたい。






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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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