この先10年の「生き方」をリノベーションする方法

2022/09/04

俺活入門20220805/

「元気に動き回れるのはこの先10年くらいかな…」。人生100年時代とは言え、現役時代と同等に心身が動く期間はやはり限られる。そこで今回は、「この先10年の生き方リノベーション」と題し、“悔いのない人生の送り方”について考えてみたい。

■この先、どんな仕事をどれくらいしたいか?

この先10年、残せるものは何なのか? 人生に悔いは残らないか? 誰もがそう思う一方で「理不尽でストレスの大きな仕事はしたくない」とも思う。

しかし、そもそもストレスに耐え続ける必要があるのだろうか? 「やりたいこと」と「やりたくないこと」、さまざまな選択肢を並べ、優先順位をつけていきたい。

■お金をどのくらい稼ぎたいか?

子供の学費、毎月の生活費、住宅ローン…。この先10年分の支出を書き出してみる。すると「学費」「食費」が年間100万円単位で激減する時がくることがわかる。子供が2人なら200万円以上の支出減だ。

これを踏まえ、「今後どれくらい稼ぐ必要があるのか?」を算出してみる。すると「それほど無理をする必要もない」ことに気づく。生き方や働き方を緩和させていい時がくるのだ。

■どんな体験をどれくらいしたいか?

「もっと旅行をしておけばよかった」「もっと趣味を楽しめばよかった」「家族や仲間との時間を大切にすればよかった」…。

もしも、過去10年を振り返ってそう感じるなら、この先10年はリベンジしたい。悔いのない体験のために必要なお金、時間、環境などを具体的に並べてみるのだ。

同時に、削るべきものも挙げる。通っていないジムや乗らないマイカーを手放す、仕事を外注して自分の時間をつくる。それらを並べると、夢実現のハードルは案外低いことに気づくだろう。

■どんな人とどんなふうに付き合いたいか?

職場の劣悪な人間関係を「仕事だから仕方ない」とあきらめず、働き方を変えてみる。それが無理なら、プライベートの人間関係を充実させる。付き合いたい人物に、自分から出会いに行くのだ。好きな人たちと過ごすだけで人生は楽しくなる。

■絶対したくないことは何か?

仕事をするうえでは我慢も必要。「感情的な顧客への対応」「そりの合わない上司や同僚、部下」などの問題は、どの職場にもある。

もしも解決策があるなら努力してみよう。しかし、変えようがない場合はどうするか? その場を「離れる」という選択に希望を持つしかない。「いつか、ここを離れる」。そう思うだけで光明が差してくる。

     ◇

休日の午後、真っ白な大学ノートに今回挙げた質問の答えを書いてみよう。たった数時間書き込むだけで、この先10年をどう生きるかが見えてくるはずだ。






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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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