50歳過ぎたら深刻になる「何のために生きているのか」問題を解決する方法

2022/04/08

俺活入門20220311/

「何のために生きてるんだろう問題、最近よく感じるよ!」と自虐的に笑ったのは、某大手企業のエリート管理職。きれいな奥さんに利発な息子さん、そして立派な家を持つ人物だ。

すべて持っているように思える彼が「何のために生きてるか?」と悩んでいる。仕事も順調で、「達成感の塊」のように見えるが、それは見かけだけで「心はいつも無風状態」なのだという。

一体なぜなのか? それは「そつなく、こなしすぎたから」だそうだ。「スマートに、快適に…」がかなうと、人は生きがいを失うようなのだ。今回はその解決方法をお届けしたい。

■本音の「俺発言」が生きる喜びを連れてくる

「ブログで発信すると、自分らしさが蘇る」。そう語ったのは医療メーカー勤務の52歳の男性。考えていること、感じていることをブログで人に伝える。読み手の役に立ったり、笑わせたり、勇気づけたりできる文章を定期的につづっている。

この執筆の最中に「俺は生きてるぜ! ここにいるぜ!」と感じるのだという。私はエッセイストや著者を養成するオンライン道場を主催しているが、ここで執筆活動をしている人たちも「書いて発信すると、エネルギーを放射するような快感を感じる」と同じことを言う。

私自身も書籍執筆中は何千人もの人たちに囲まれて、ワンマンショーをやっているような責任感と危機感、そして快感を感じる。

この快感を味わいたいなら、今すぐブログやツイッター、フェイスブックに書き始めるといい。「何のために生きているのか?」などと感じる暇もなくなるはずだ。

■アソビジネスで社会貢献欲と冒険心を満たす

アソビジネスとは何か? 「会社外で楽しみながら行う、ビジネスや社会活動のこと」を言う。自分が楽しむのが第一だが、顧客や参加者を喜ばせて感謝されることも目指すものだ。

好きで得意なことを軸にアソビジネスを考えてみよう。「初心者海釣り教室」「文章教室」「ヨガの会」「男女の出会いパーティー」「朝活オンラインサロン」など、好きなことに取り組めば「何のために生きているのか?」の答えが見えてくる。

■「お金の心配」もあったほうがいい

赤字すれすれの零細会社の社長なのに、やけに元気な人がいる。それは毎月乗り越えるべき試練があるから。「子供が卒業するまでは学費を稼ぎ続けたい」と頑張るサラリーマンがはつらつとしている理由も同じだ。ほどよい危機感を抱えながら、生き延びるために日々張り切っているのだ。

一定の緊張感の中で神経を集中させる時間が多い人ほど、「何のために生きているのか?」と悩むことが少ない。だとすれば、ある程度のスリルと疲労感、そして夜になったら自然と眠くなる生活サイクルを作ること。そこに「何のために生きているか問題」解決の糸口があるかもしれない。




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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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