【ウィズコロナ時代のコート】コートの組み合わせが苦手な人にとっておき裏技

2021/01/06

モテる男の1万円服装術20201223/スタンドタイプハーフ丈コート(ビジネススタイリング)今季のアウターコートは、「肩のデザイン」がキモです。一般的なビジネスコート袖はジャケット同様、肩の真ん中あたりに縫い目がありますが、今季よく見かけるコートは襟から袖下に掛けて斜めに縫い目があり、「ラグランスリーブ」と呼ばれるデザインが多いことを前回お伝えしました。この袖のデザインでは肩まわりにゆとりが生まれ、ジャケットやスーツだけでなく地厚なセーターやパーカの上にも羽織れます。



組み合わせ苦手な人は丈の違いで解決

今回はラグランスリーブではないですが、肩まわりに比較的ゆとりがあるデザインのコートで、ショート丈とハーフ丈の両方を紹介します。

オトナの男性は、すでにいろいろなデザインのコートを持っていると思います。それらは服装のバリエーションを拡げますが、逆に服の組み合わせが難しくなってしまうという側面もあります。組み合わせることが苦手な人は、同じデザインで丈の違うコートを持っていたほうがスタイリングで悩まずに済みます。

カジュアル・スタイルならショート丈

カジュアル・スタイリングの場合、基本はショート丈のコートです。コートの裾が短ければ車での移動も便利ですし、足さばきもよいため、文字通り活動的になれます。白シャツやカジュアルなシャツの上にニットを重ね、その上にショート丈のコートを羽織りましょう。

モテる男の1万円服装術20201223/スタンドタイプショート丈コート(カジュアルスタイリング)

スタンドタイプショート丈コート(税別1万4000円)
(コレクティブ・ユニオンステーション)

アクセントに柄物のマフラーを巻き、靴を白のスニーカーやドライビングシューズにすれば、カジュアルな中にも上品な雰囲気のスタイリングが出来上がります。

このスタイリングのポイントは、唐突な色遣いをせず、ベーシックカラーを丁寧に組み合わせることです。アクセントカラーや柄物はごく小さな面積で使うと失敗しません。

ビジネスでドレス感出すハーフ丈

一方、ビジネス・スタイリングでは、ジャケットを着た時に裾の長さを気にしなくてよいハーフ丈のコートを羽織ります。コートの丈が少し長めになるだけでドレス感が増し、ビジネスシーンに見合うきちんとした印象を周りに与えられます。

モテる男の1万円服装術20201223/スタンドタイプハーフ丈コート(ビジネススタイリング)

スタンドタイプハーフ丈コート(税別1万6000円)
(コレクティブ・ユニオンステーション)

シャツの上にニットを重ねてもよいですし、写真のようなジャケットとパンツのセットアップにもハーフ丈のコートはよく合います。

 このように、コートの丈がカジュアル・スタイルとビジネス・スタイルを作る決め手になるのです。色はベージュを選ぶと大人の男性としての清潔感と若さ、上品さを表現できます。この冬は、デザインが同じで丈の違うコートをカジュアル・スタイル、ビジネス・スタイル両方で試してみませんか。


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この記事のライター

こうの めぐみ

こうの めぐみ

50代以上のデート・ファッションを提唱するパーソナル・スタイリスト。婚活中の人のプロフィル写真用スタイリングのほか、豪華クルーズ船に乗る人のスタイリングなども手がけている。日本元気シニア総研研究委員。


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