残暑を乗り切る「冷感マスク」、これがイチオシのカラー&素材

2021/08/18

モテる男の1万円服装術20210811/マスク

新型コロナウイルスの感染者数が急拡大し、ますますマスクが離せなくなりました。一方で猛暑も続いています。今回は、ウイルスと暑さという2つの脅威から身を守りつつ、現在の連載テーマである「リゾート様式」も意識した「マスクの衣替え」を考えてみます。

洋服が長袖から半袖に変わるように、マスクの生地感も気候で変わります。とはいえ、たんに薄いマスクでは感染予防に不安が募ります。そこで注目したいのが「洗える冷感マスク」です。

ただ、洋服は試着できますが、衛生用品であるマスクは試着できません。冷感接触の夏用マスクは多数発売されていますが、「選ぶ基準に迷う」と感じる人が多いのではないでしょうか。らいと

サンプル商品に触れるお店もありますが、マスクの手触りから着け心地を想像することは容易ではありません。というのも、「通年タイプ」と「冷感タイプ」では、マスクの厚みに違いが見当たらないからです。

その場合は、素材表記をチェックしましょう。ポリエステルやポリウレタンに加え、ナイロンが含まれる接触冷感タイプを選んでみてください。カタカナ語が多い化学繊維のなかでも、ナイロンはひんやりとした触感を得られる生地感だからです。

マスクの色も吟味したいですね。連日登場している日本の五輪選手はジャージーと同色のマスクをしています。鮮やかな赤系ということもあり、とてもスタイリッシュです。ただ、一般の人が着けるには少し派手すぎる印象です。

マスクもファッションの一部としてコーディネートする場合は、全身に調和をもたらすことが重要です。簡単なのは「服と同色のマスクではなく、異なる色のマスクを選ぶ」ことです。

夏は白い洋服を着る機会が増えます。Tシャツやシャツ、パンツが白なら、「白以外のマスク」が全身に調和をもたらします。なかでもライトグレーは、白や黒に比べて皮膚の色にトーンが近いため、マスクの主張を緩和する効果もあります。

一方、黒や紺などダークカラーのマスクもカッコよく感じるかもしれませんが、暗い色で覆った口がもたらす印象は圧迫感を生みかねません。特に夏は、暑苦しく見えるリスクもあります。

猛暑でマスクに息苦しさを感じる夏は、ナイロンが混紡されたライトグレーのマスクがおすすめです。

【写真】 オンラインショップでも扱いがあるライトグレーの「清(さや)マスク」(660円、Mask.com)

  • はてなブックマークに追加

この記事のライター

森井 良行

森井 良行

スタイリスト。のべ4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行し、現在はおしゃれを学ぶコミュニティ「エレカジ大学」を主催。「日本元気シニア総研」研究委員やAll Aboutメンズファッションガイドを務める。近著は『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)。


RECOMMEND

-AD-