ノーネクタイの薄着で個性を出せるイチオシ小物がこれ

2022/05/25

モテる男の1万円服装術20220518/PENONのネクタイペン2

5月からクールビズが始まった職場も多いことでしょう。薄着の着こなしは間延びしやすいため、前回は「細部にデザインがあるシャツを選ぼう」という工夫をお伝えしました。

ところが、ビジネスファッションの場合、ここ数年はディテールにこだわったアイテム自体が減っています。そこで今回は、シンプルなワイシャツやジャケットによく合う「メリハリのあるビジネス小物」について紹介します。

クールビズのトレンドは大きく変化し、シンプルでベーシックなデザインが増えています。その背景には、ウォッシャブルや防シワアイテムの浸透が関係していました。機能を追求したアイテムはポリエステル100%の生地感が多く、その安っぽさを消すための変化です。だからこそ、シンプルな薄着スタイルを間延びさせない小物は役立ちます。

数年前からSDGsバッジを着ける人が増えていますが、シャツだけのスタイルには付けられませんよね。そこで今回紹介するのがクリップ部分にネクタイをあしらった「ネクタイペン」です。シャツ姿の胸ポケットに差して個性を出せるのがこの小物の特徴です。

ノーネクタイのシャツスタイルでも“ネクタイ”を身につけていることになるので、なかなか洒落がきいています。打ち合わせ時の雑談で話題にも挙がりやすいでしょう。「それって、ネクタイですか?」と聞かれたら、打ち合わせの空気もなごみますよね。

この着け方には、ちょっとしたコツがあります。1本差しではネクタイとして認知されづらいため、あえて2本差しすること。このとき、ストライプ柄と無地というように異なるパターンを並べれば、ネクタイモチーフの存在感が高まるでしょう。

また、服とネクタイ部分の色合わせも重要です。たとえば紺ジャケットのようなダークカラーの胸ポケットには、同じくダークカラーのネクタイペンを合わせましょう。一方、白シャツのような明るい胸ポケットには、水色など明るい色を合わせることでコーディネートになじみます。色合わせを意識することで、小物に対するハードルはグッと下がるのです。

今年のクールビズは、こうした洒落を効かせた小物でメリハリを付けましょう。ただし、本物のネクタイを締めているときには余計な印象を与えてしまうので、ノーネクタイ専用小物として活用してみてください。


【写真】 PENONのネクタイペン(1300円)

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この記事のライター

森井 良行

森井 良行

スタイリスト。のべ4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行し、現在はおしゃれを学ぶコミュニティ「エレカジ大学」を主催。「日本元気シニア総研」研究委員やAll Aboutメンズファッションガイドを務める。近著は『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)。


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