汗の季節の必需品「今治謹製はんかちたおる」のすごさ

2022/08/22

男の身だしなみ20220415

手を拭いたり汗を拭いたりするハンカチを何枚お持ちだろうか。ハンカチの歴史は古く紀元前3000年ごろのエジプトの王女の墓から飾りがついた麻のハンカチの端切れが発見されている。日本では鎌倉時代に普及した手ぬぐいが汗拭きに使われていたが、明治維新後の洋装化に伴いハンカチが使われるようになった。


ハンカチにまつわるものだと石原裕次郎の「赤いハンカチ」、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」の歌があり、映画だと高倉健主演の「幸福の黄色いハンカチ」が思い浮かぶ。


子供のころは「ハンカチ落としゲーム」があり、円陣を組んだ子の後ろに鬼がハンカチを落とし1周してその子の背中をタッチしたらその子が鬼に。落としたのに気づいた子が鬼を追いかけ、鬼がその子の席に座る前に捕まったら鬼はもう1回鬼をやるという他愛のないものだったが楽しい遊びだった。


2006年夏の甲子園で早稲田実業の斎藤佑樹投手が青いハンカチタオルで汗を拭う姿で人気を集め「ハンカチ王子」と話題になり、青いハンカチタオルブームに。ハンカチタオルが登場したのは1980年代半ば、以来私は汗の吸い込みがよくて愛用している。


「今治タオル」で知られる愛媛県今治市は、糸を撚る→糸を染める→タオルを織る工場が集まり120年超の歴史を誇る伝統産業で日本一のタオル産地。


今治で生産されたものがすべて今治タオルではなく、おろしたてのタオル片を水に浮かべて5秒以内に沈み込む、引っ張り強度、縮まないかの寸法検査など12項目の基準をクリアした製品だけが「今治タオル認定商品」を名乗れそのロゴマークをつけられる。


写真の認定商品である今治謹製(imabari-kinsei.com)の「今治謹製はんかちたおる」はオレンジ・カーキ・ピンク・ブルー・グレー・グレージュの6色あり各1枚税込770円。自分の好きな色を選び汗ばむ季節を乗り切ろう。


200円の木箱(同中央)に入れてもらうとしゃれた心遣いになり、奮発して3枚入りの木箱(550円)にすると770円×3枚=2310円+550円の2860円はお世話になった人への気が利いたプレゼントに使える。


私は汗ばむ季節にハンカチタオルをポケットとバッグに1枚ずつ入れて持ち歩いていて汗対策は万全!


■執行雅臣

ファッションジャーナリスト。福岡県出身。中央大学卒業後、文化出版局入社。『装苑』『ハイファッション』『MR・ハイファッション』などの編集長を経てフリーに。毎日の街歩き情報をブログameblo.jp/3819tune1224/)でつづっている。

  • はてなブックマークに追加

RECOMMEND

-AD-