今回は、髪によい食べ物を紹介します。

髪は毛細血管から栄養を受け取って、育まれます。そのため、髪の材料となる栄養素を食事でしっかり取ることが重要です。

髪によい食べ物はいろいろありますが、日頃の食事で取り入れやすいものを５つ紹介します。

１つ目は納豆。納豆には髪の材料であるタンパク質や女性ホルモンのような働きがある大豆イソフラボンが含まれています。ＡＧＡ（男性型脱毛症）は男性ホルモンが関係していますが、大豆イソフラボンの女性ホルモン様作用で、抜け毛防止が期待できるそうです。

２つ目は牡蛎。タンパク質で髪を作る際に必要なのは亜鉛ですが、牡蛎には亜鉛が豊富に含まれます。逆に亜鉛が不足すると髪が育たなくなり、抜け毛も増えるそうです。亜鉛にはスタミナを増強する作用もあるので、月に１回ほど食べるとよいでしょう。

３つ目はクルミ。亜鉛を始め、ミネラルの一種であるセレニウムも含まれています。これが不足すると、抜け毛が増えたり、極端に細い毛しか生えてこないことが分かっています。亜鉛やセレニウムは「セックスミネラル」とも呼ばれ、男性の精力向上にもつながるそうです。１日７粒が目安です。

４つ目は卵。タンパク質、亜鉛、セレニウムなど、髪に必要な栄養素がぎっしり詰まっています。ビタミンＢ群に属するビオチンも含まれますが、抜け毛が多い人は体内のビオチンが少ないという研究があります。そのためビオチンは、抜け毛予防が期待できる成分として注目されています。卵は１日に１〜２個が目安です。

５つ目は緑茶。意外と知られていませんが、緑茶も男性の育毛をサポートします。緑茶に含まれる成分のカテキンには、細胞を酸化ダメージから守ったり、ホルモンバランスを整える働きがあるのです。昼食後に飲むのがおすすめです。

どんなによい食べ物でも、栄養が偏っては台無しです。バランスのよい食事を心がけて、健やかな髪をキープしてください。