ED、AGAの“根本治療”として期待されるSGF治療法とは?

2021/01/18 免疫力向上

男の底力2021年1月18日注射

中年以降の男性にとって最大の悩みであるED(勃起不全)とAGA(男性型脱毛症)。その根本治療として期待される「SGF」という幹細胞治療について、銀座ソラリアクリニック特別顧問で泌尿器科医の古賀祥嗣医師が解説する。



幹細胞の作用で細胞修復を目指す

人の体に幹細胞を移植し、その幹細胞が産生する生理活性物質の作用によって、機能が低下した細胞の修復をめざす―。

私が特別顧問を務める銀座ソラリアクリニックが導入している「SGF(SOLARIA Growth Factor)」という乳歯歯髄幹細胞培養上清液移植治療は、この仕組みをEDやAGAの治療に用いたものです。

8〜12歳の乳歯の歯髄の中の幹細胞を培養し、その培養液を洗浄。培養液に細胞が一つも含まれていないことを確認し、さらに9つのウイルスチェックで安全性を確認した幹細胞培養上清液(SGF)を患者に投与します。

EDの「治療法」

ED治療でのSGF投与は、シンプルです。陰茎の根元に小さなバンドをはめて、陰茎海綿体の左右1カ所ずつから2㏄のSGFを注射するだけ。注射針は34ゲージという超微細なものなので、通常の注射のような痛みを感じることもありません。

これにより、SGFに含まれる生理活性物質が陰茎の血管内皮細胞に直接作用して、老化した血管を若返らせます。そして、勃起現象(血管の拡張)に働く一酸化窒素(NO)を大量に放出できるようになり、性的刺激を受けたときに自然に、長時間にわたっての勃起が持続するのです。

9割の患者が改善

治療は週1回の4週で1クール。軽症〜中等症が対象で、中等症では相乗効果を狙ってED治療薬との併用療法を行うこともありますが、これまで9割の患者が、SGFのみで国際勃起スコアでの正常範囲内への改善を実現しています。

なお、陰茎内皮細胞が荒廃しきっている重度のEDや、前立腺がん手術などで勃起神経を切断しているようなケースでは、SGFも効果はありません。SGFにも治療対象群が設定されていることだけは頭に入れておいてください。

AGAの「治療法」

次に、AGAに対するSGF治療について説明します。

これはメドジェットという噴射装置でSGFを頭皮に浸透させる方法です。15〜20分かけて、40〜50発のSGFを噴出するのですが、これを月に1回、計4〜6回繰り返すことで治療効果が出てきます。

これはSGFが髪を作り出す毛母細胞を刺激して発毛機能を高め、周囲の細胞も自ら成長因子を分泌するようになることによる現象。同時に髪に必要な栄養を送り出す機能も活発化するのです。

こちらも相乗効果を狙ってAGA治療薬を併用することがあります。

悩める中年男性に福音

以上見てきたように、中年以降の男性を悩ませるED、AGAという疾患は、従来の対症療法に代わる「根本治療」が生み出され、すでに臨床応用されているのです。

男性のアンチエイジングは、「諦め」こそ最大の愚策で、諦めたら終わりです。少なくとも皆さんは、この記事を読んだことで諦めなくていい理由を知ったことになります。

身に付けた知識を有効活用し、アクティブな毎日を送ってほしいと願っています。

(構成・中井広二)


【古賀祥嗣医師】 銀座ソラリアクリニック特別顧問。江戸川病院泌尿器科主任部長兼透析センター長・移植再生医療センター長。日本泌尿器科学会専門医・指導医。日本透析学会専門医・指導医。日本移植学会専門医。医学博士。著書に『20歳若返る デキる男のアンチエイジング』(イースト・プレス刊)他。

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