コロナ禍で大注目!男性ホルモンと女性ホルモンの違いとは?

2020/08/16 免疫力向上

男の底力2020年8月17日・男女2

男性医療の第一人者である順天堂大学医学部の堀江重郎教授は、新型コロナウイルスによる自粛生活で多くの男性の活力ホルモン、テストステロンが出なくなっている、と懸念している。では、女性の状態はどうなのか。今回はホルモンと「幸せ」について堀江氏に考察してもらう。

女性ホルモン、エストロゲンの特徴

コロナ自粛の期間にこれまでになく自宅にいることで、ご家族、特に奥様やパートナーと過ごす時間が格段に増えたことと思います。改めて女性の日常は忙しいことに気がつかれたでしょう。


今回は女性ホルモンであるエストロゲンについて考えてみましょう。


言うまでもなく女性は女性ホルモンの影響が強いのですが、エストロゲンは「バランス志向」です。


男性ホルモンであるテストステロン型は目的志向で、いわゆる「矢印の向いた方に向かっていく」イメージです。


矢印が「やる気」を示しますが、女性ホルモンのバランス志向は「面積を押し広げていく」イメージ。自分の目の前にあることは、別に「やる気」なんてなくても、意外とやれてしまうのです。


エストロゲンは「人のために何かしてあげる」ホルモン

そもそもエストロゲンというのは、「人のために何かをしてあげよう」というホルモンです。


朝ごはんを作るとか、掃除するとか、子供の世話をするとか、そんなことにいちいち「やる気」なんて要りません。基本的に多機能なのです。


男性でも、このエストロゲンが比較的多い人は、「目の前の環境」重視です。気付いたところからパッパと仕事をこなしていく人ですね。


だから比較的、「何かを続ける、習慣化させる」ということには苦労しません。


ただ、やる気よりも環境がトリガーになりますので、仕事のモチベーションを高めるには「部屋が汚れていれば掃除する」というのと同じように、やるべき事をメモに書き出すとか、社員同士で声を掛け合うとか、視覚に訴えたり、周囲の環境がそう仕向けるように工夫しておくと効果的かもしれません。


エストロゲンが高めの人の見分け方

エストロゲンが高めの人は、世話好きで、優しい人が多いですね。


男女に関わらず男性ホルモン、女性ホルモンどちらの影響がより強いかを見分ける場合、一番簡単なのは「言語能力」です。


男性ホルモンが強い人は、言葉数が少ない傾向があります。古典的に言えば「メシ、風呂、寝る」です。


中学生くらいになった男の子は、思春期に男性ホルモンの分泌がバッと跳ね上がる時期がありますね。


それまではお母さんに「学校で○○君が先生に怒られて〜」なんて話していたのが、途端に家での口数が少なくなる。これがテストステロンの機能の象徴的な働きといえます。「メールの文字量が少ない、文面が簡潔な人」も同様です。


女性ホルモンは言語能力を高めます。コミュニケーション能力が高い人は、女性ホルモンが利いています。


女性ホルモンは、オキシトシンという思いやりホルモンも増やしてくれます。現代社会で最強なのは、男女問わず男性ホルモン、女性ホルモン両方の作用が高い人です。


そして実はこのホルモンの分泌量は、さまざまなトレーニングで増えることがわかってきました。これについてはDANTESで今後紹介していきます。ぜひご期待ください。

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この記事の監修者

堀江 重郎

堀江 重郎

1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得。国立がんセンター中央病院、杏林大学講師を経て帝京大学医学部主任教授に就任し、日本初の男性更年期外来を開設。2012年に順天堂大学医学部教授に就任。日本抗加齢医学会 理事長、日本Men's Health医学会 理事長を務める。『ホルモン力が人生を変える』他著書多数。テレビ番組の出演、監修も多数。

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