頭頂部の自毛植毛は向いてないのか?植毛以外の薄毛対策とは

2020/11/19 自毛植毛

頭頂部の自毛植毛は向いてないのか

頭頂部の薄毛が進んでいくと、周囲からの視線がどうしても気になってしまう―。

「頭皮の健康を考えた食事」「効果があると評判の育毛剤」。いろいろ試しても思ったように髪が生えてこないので、自毛植毛に期待を寄せている人も少なくないかもしれません。

しかし、頭頂部の自毛植毛は技術的にも費用の面でもハードルが高く、成功も保証されていません

頭頂部への自毛植毛が難しいと言われる理由と、植毛以外の薄毛対策についても説明します。

自分にあった薄毛対策をチェックしてみてください。

頭頂部の薄毛は広範囲。技術的に自毛植毛は難しい

頭頂部への自毛植毛は、医師にとっても技術的に難しいとされています。

具体的には、どのような点が難しいのか詳しくご説明します。

手術の技術難易度が高い

生え際に比べると、頭頂部の薄毛の範囲は広いことが多いです。

そのため、大量の植毛が必要になりますが手術には手際の良さが求められます。

側頭部や後頭部から採取した毛の細胞を、短時間で頭頂部に移植しなければ、術後の発毛に影響するからです。

つまり、医師の技術によっては、術後に発毛が進まないことも考えられます。

自毛植毛に関しては、確かな技術を持った医師を見つけるのが難しいとも言われています。

つむじ周辺のデザインが難しい

植毛が成功して納得のいく毛量が得られたとしても、つむじの周辺が人工的なデザインになってしまい、違和感を覚える人も多いのが現状です。

つむじ周りの毛流れは複雑になっているので、植毛で再現するのは難しいのです。

つむじの人工感が気になってしまい、植毛前も植毛後も結局周りの目が気になってしまうことも考えられます。

毛量の再現が難しい

頭頂部への植毛は広範囲になることから、髪の密度を高めることが難しくなります。

1回の手術では満足のいくボリュームが出ずに、スカスカとした感じが残ってしまうこともあります。

2回目の手術を受ければ満足のいく毛量にはなりますが、費用や身体へのリスクも高くなってしまいます。

それでは、自毛植毛にはどんなリスクがあり、費用はどれくらいかかるのかご存じでしょうか。

頭頂部の自毛植毛にはリスクがあり、費用面でも難しい

財布の中を開けているイメージ

大量の植毛を必要とする頭頂部の手術を受ける場合、頭皮へのリスクが高くなります。

費用面でのハードルも相当上がってしまいます。

どのようなリスクがあるのか、費用の目安はどれくらいか、詳しくご紹介します。

傷跡が残る可能性

自毛植毛は、自分の後頭部や側頭部の一部を皮膚ごと剥がし取って移植するので、数センチほどの縫い跡が線のように残ることがあります。

頭頂部への植毛の場合、広範囲の移植を必要とするので、移植元に傷跡が残りやすくなってしまいます。

植毛する前には移植元の髪を刈り上げるので、術後に傷口が赤みを帯びたりかさぶたになった場合は、植毛したことが周囲にバレてしまうかもしれません。

髪が伸びれば傷跡は隠れてしまいますが、それまでの間はどうしても気になってしまいます。

坊主頭や刈り上げにしなければ傷跡はわかりませんが、ツーブロックなどのオシャレな髪型にする場合は、傷跡が見えないようにする注意が必要です。

自毛植毛でついた傷跡やかさぶたが治る期間については【自毛植毛でついた傷跡やかさぶたはいつ治る?】ページをご覧ください。


後遺症の可能性

自毛植毛は皮膚ごと移植するので、移植元である後頭部や側頭部の頭皮のつっぱりや腫れなどが後遺症として残ってしまう可能性もあります。

必ずしも後遺症が残るわけではありませんが、発生するリスクも考えて手術を受ける必要があります。

頭皮の違和感は日常的なストレスにもつながりますので、やはり頭頂部の植毛は安易におすすめできません。

どのようなリスクが潜んでいるのか【自毛植毛で後悔! 施術リスク(副作用や後遺症)に潜む悲劇…】に詳しくまとめているので、ご覧ください。


費用が高い

頭頂部への自毛植毛にかかる費用は150万~200万円程度が相場と言われています。


別の部位ごとの相場について【自毛植毛の費用・料金を比較】でも紹介しているので、合わせてご覧ください。

頭頂部の薄毛が進行している場合は植毛が広範囲に及ぶため、大量の移植が必要になります。そのため、生え際への移植の2倍以上の費用がかかってしまうことも多いのです。

術後の髪の密度に納得いかない場合、2回目の植毛を行うとさらに費用がかかります。

薄毛がそれほど進行していなければ安くなるかもしれませんが、高額であることには違いありません。

自毛植毛は範囲の狭い生え際におすすめ

自毛植毛は範囲の狭い生え際におすすめ

費用やリスク面を考えると、自毛植毛は生え際に行うのがおすすめです。 

生え際なら薄毛の範囲が狭いので、毛流れが不自然になることなく、ある程度の毛量を得られます。
分け目が薄くなった場合や、生まれつき額が広いという人でも、イメージ通りに毛量を再現できるでしょう。 

また、範囲が狭い分、傷跡や後遺症が残るリスクも低くなります
費用も頭頂部の半分くらいなので、比較的手術を受けやすくなります。 

頭頂部、生え際の両方とも薄毛が進行している人は、まずは生え際の植毛を検討してみてはいかがでしょうか。

頭頂部は内服薬や外用薬を試してみよう

頭頂部は内服薬や外用薬を試してみよう

そもそも、薄毛は自毛植毛だけでは解決することができません。

薄毛の原因としては「AGA」という男性型脱毛症が挙げられ、遺伝や男性ホルモンが関係しています。

AGAを抑えなければ、残っている毛髪までもが薄くなっていき、ボリュームがさらに低下してしまうケースもあります。
AGAを抑えるには、フィナステリドという治療薬を内服するのが最も効果的と言われています。 

それに加えて、ミノキシジルという成分を配合した外用薬(塗り薬)も使用して発毛を促します。

頭頂部の薄毛対策は、まずはこれらの薬を試してみることからおすすめします。

AGA治療薬の入手方法は、おもに2通りあります。

皮膚科やAGAクリニックで薬を処方してもらう

皮膚科やAGA専門クリニックを受診して、AGAだと診断されれば治療薬を処方してもらえます。

しかし、フィナステリドは保険適応外なので価格が高くなってしまう上に、症状を抑えるためには長期間飲み続ける必要があります。

個人輸入サイトで購入する

医薬品を原産国から輸入して販売している、個人輸入サイトでの購入という方法もあります。

フィナステリドやミノキシジルのジェネリック品も扱われているので、かなり安く購入できます。
しかし、偽物が流通している危険性もあるため、安全性を重視するのであればおすすめできません。 

また、フィナステリドは人によって効果が違うこともあり、副作用が出てしまうケースもあります。

自己判断で購入する場合は、そういったリスクや危険性についてもしっかり知っておくべきです。

治療薬でも頭頂部の薄毛を改善できない場合は自毛植毛を

治療薬が効かなかった場合や、副作用が気になるという人は、最終手段として頭頂部の自毛植毛を検討してみましょう。

確かな技術を持った医師がいるクリニックを見つけることができれば、頭頂部でも満足のいく植毛を受けられる期待が高まります。

植毛クリニックを選ぶポイント

植毛を行っているクリニックを選ぶポイントは2つあります。

まずは伝統や治療実績のあるクリニックを選ぶこと。

過去には、無免許で何度も場所を変えながら治療を続けていたクリニックもあったので、同じ住所で長年治療を行っているクリニックは信頼できます。

クリニックを選ぶ時は、公式サイトで開設日をチェックしてみてください。

2つ目は植毛後の生着率から選ぶことです。

生着率とは移植した毛髪がどのくらい機能しているかを表した割合です。
生着率を公表しているクリニックも多いので、参考にしてみましょう。 

植毛が成功すれば生着率も高くなるので、それだけ技術が高いということにもなります。

医院選びで失敗した例も含め、安心して自毛植毛治療するための医院選びのポイントを【失敗しない自毛植毛の方法と医院の選び方】ページにまとめているので、ご覧ください。


最後に

自毛植毛の難しさやリスクを十分に理解した上で手術を受けたとすれば、後悔することも少なくなるでしょう。

頭頂部の薄毛に悩んでいて、自毛植毛に踏み切っていいのか迷っている人にとって参考になれば幸いです。


  • 参考文献
    ・アスク井上クリニック https://asc-cl.jp/
    ・親和クリニック https://shinwa-dr.net/
    ・新宿AGAメディカルケアクリニック https://agacare.clinic/
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