【男性用】薄毛対策におすすめ!育毛シャンプーの選び方と注意点

2022/08/23 薄毛・AGA治療
薄毛対策におすすめ!育毛シャンプーの選び方と注意点

薄毛が気になり始めて、何か対策したい場合、「とりあえずシャンプーから」と考える人も多いのではないでしょうか。しかし、ドラッグストアのメンズコーナーには数多くの「育毛シャンプー」「薬用シャンプー」が並んでいます。どれを選べばよいか迷ってしまうかもしれません。

そこで本記事では、薄毛対策としてシャンプーを選ぶ際のポイントや、おすすめの育毛シャンプーについてご紹介します。

「発毛」と「育毛」の違い

育毛シャンプーや育毛剤などのヘアケア商品が並ぶコーナーには、発毛剤も置かれています。育毛と発毛、同じように思えるかもしれませんが、両者には決定的な違いがあります。まずは「発毛」と「育毛」の違いについてご紹介します。

正常なヘアサイクルが保たれない

人間の髪には4~6年の周期があり、「抜けては生える」を繰り返しています。正常なヘアサイクルが保たれなくなると、新しく生えた髪が十分に成長する前に抜けてしまう現象が起こります。これがだんだん増えると、目に見える「薄毛」となって現れてきます。

ヘアサイクルが乱れてしまう原因としては、生活習慣の乱れやストレス、ホルモンバランスなど様々ありますが、頭皮の血行が悪くなって毛根に栄養がしっかり届かなくなることが抜け毛につながります。

今ある髪を育てるか、新しく生やすか

「抜け毛が増えた」「髪にハリがなくなってきた」ことに気付き、ヘアケアの必要性を実感するようになって初めて、発毛と育毛の違いなどに関心が生まれるのかもしれません。

育毛とは今生えている髪が育ちやすい頭皮環境を整えて、1本1本を太く長くすることです。つまり、髪の寿命が来る前に抜けてしまうのを防ぐことで、それが薄毛対策につながるのです。

これに対して発毛は、髪を作り出す毛包(毛根を包んでいる皮膚組織)を活性化させることで、新しい髪が生えるようにすることです。つまり、髪が抜けてしまった状態の頭皮を「再生」することになります。

発毛剤だけに含まれるミノキシジル

発毛剤には「ミノキシジル」という成分が必ず含まれています。というのも、日本国内で発毛効果が認められている外用薬は、ミノキシジル以外にないからです。

発毛剤と育毛剤の違いはミノキシジルが入っているかいないかの違いでもあります。言い換えれば、育毛剤には発毛効果はないということです。

発毛シャンプーは存在しない

そこで、ミノキシジル配合の発毛シャンプーがあったらいいなと思われるかもしれません。しかし、日本ではミノキシジルは外用薬として認可されています。

頭皮に塗布することで、発毛効果を毛包に直接いきわたらせるため、シャンプーに配合して洗い流すというわけにはいきません。

育毛シャンプーの効果と選び方①洗浄力

育毛シャンプーの効果と選び方

発毛効果はないとはいえ、育毛シャンプーによって頭皮環境を整えることは、薄毛予防のためには大切です。ここでは、育毛シャンプーの効果について見ていきましょう。

まずは、シャンプーの根本である洗浄力についてです。

必要な皮脂は洗い流さず残す

皮脂といえば「ニキビの原因物質」「皮脂汚れ」が思い浮かぶ人も多いかもしれません。皮脂はなるべくスッキリ洗い流したいと考えがちですが、頭皮を乾燥から守り、「バリア機能」を保つために一定量の皮脂は欠かせません。

頭皮のべたつきやにおいの原因となっているのは、過剰に蓄積された皮脂です。このため、余分な皮脂だけを落とすことができるシャンプーを選びたいところです。

アミノ酸系かベタイン系を

頭皮の洗いすぎを防ぐためのシャンプーを選ぶ場合に着目してほしいのが、シャンプーに含まれている「界面活性剤」の種類です。

界面活性剤とは汚れを落とすための主要成分で、石鹸やシャンプーには必ず含まれています。おすすめはアミノ酸系かベタイン系の界面活性剤が使われているシャンプーです。

この2種類は髪や頭皮に対する刺激が弱く、必要な皮脂を残しつつ頭皮環境を良好に保つ効果が期待できます。

洗浄力はマイルドなため、泡立ちがもっとほしいと感じるかもしれません。そんな場合は、シャンプー前のすすぎを十分行って、手のひらでシャンプーをしっかり泡立てるとよいでしょう。

育毛シャンプーの効果と選び方②髪を強く

育毛シャンプーを使用する目的として多く挙げられるのが、「強い髪」を取り戻すことです。「頭皮環境を守って髪を強くする」。この2つの効果が育毛シャンプーの大きな柱となっています。

ハリ・コシを取り戻す

髪のハリやコシが失われると、どうしてもぺたんとした髪型になってしまいます。髪の本数は同じなのに、ボリュームが出せないことで毛量が少ないように見られてしまうかもしれません。

製品ごとに違いはありますが、育毛シャンプーには髪の表面をコーティングする成分が含まれています。これによってハリ・コシを取り戻す効果が期待できます。

コーティングといえば、シリコンの使用が気になる人もいるかもしれません。育毛シャンプーの場合、独自成分をコーティングすることでハリ・コシのアップを狙う商品も多いため、ノンシリコンの製品が主流となっています。

頭皮の血行促進を

髪にボリュームが出ない原因として、加齢によって髪が細くなったことも考えられます。髪に栄養分を届けている頭皮の毛細血管の働きが弱まり、髪がだんだん細くなっていくというわけです。

血行悪化を防ぐためにも、育毛シャンプーによって頭皮環境を整えることは大切です。また、ショウガ根エキスや酢酸トコフェロールといった血行促進効果がある成分を配合している育毛シャンプーもあります。

育毛シャンプーの効果と選び方③付加価値

育毛シャンプーに欠かせない要素は押さえたうえで、オリジナルの技術や独自成分を配合することによって「オンリーワン」の効果をうたっている育毛シャンプーもあります。

医薬部外品かどうか

医薬品医療機器法(旧薬事法)による分類では、シャンプーの多くは「化粧品」となっています。

消炎、殺菌において規定量以上の有効成分を含んでいる製品は「医薬部外品」に分類され、「薬用シャンプー」となります。

育毛に対する有効成分と認められているわけではないため、育毛シャンプーのすべてが医薬部外品というわけではありません。しかし、何らかの有効成分が含まれていることには違いないので、商品選択に迷った際の指針にはなるでしょう。

5αリダクターゼ抑制に亜鉛導入

AGA(男性型脱毛症)には、5αリダクターゼという酵素の影響が大きいといわれていますが、その5αリダクターゼを抑制する成分「キャピキシル」を配合している育毛シャンプーもあります。

また、毛髪内部の亜鉛を補うことで強い髪を取り戻そうとするシャンプーも登場しています。このほか、しっかり洗えて爽快感があり、血行促進効果も期待できる炭酸シャンプーなど、独自の視点から育毛にチャレンジできる商品も増えています。

おすすめの育毛シャンプー5選

リアップスカルプシャンプー

リアップスカルプシャンプー

引用:https://brand.taisho.co.jp/riup/riuphaircare/scalpshampoo/

発毛剤の浸透を妨げる原因にもなる蓄積皮脂を取り除く機能を前面に押し出しています。発毛剤の効果を高めることを考えた、リアップシリーズならではの製品といえるでしょう。

メーカー大正製薬
分類医薬部外品
価格(内容量)1,980円(400ml)
製品URLリアップスカルプシャンプー

スカルプD 薬用スカルプシャンプー オイリー(脂性肌用)

スカルプD 薬用スカルプシャンプー オイリー(脂性肌用)

引用:https://scalp-d.angfa-store.jp/brand/scalpd/

毎年改良を続けるベストセラー。独自成分の「豆乳発酵液」が、シャンプー後の頭皮を整えます。超脂性肌用、乾燥肌用も用意されており、頭皮タイプに合わせて選ぶことができます。

メーカーアンファー
分類医薬部外品
価格(内容量)3,973円(350ml)
製品URLスカルプD 薬用スカルプシャンプー

MARO 薬用デオスカルプシャンプー

デオスカルプ-薬用-シャンプー

引用:https://www.maro-men.jp/products/hair03.html

MAROシリーズのなかでも、アブラとニオイの徹底除にこだわったシャンプーです。4種の伝承ハーブ配合で保湿もしっかり。コスパが高いのも魅力的です。

メーカーネイチャーラボ
分類医薬部外品
価格(内容量)1,210円(480ml)
製品URLMARO 薬用デオスカルプシャンプー

ヘアリプロ 薬用スカルプシャンプー(ノーマル&ドライ)

ヘアリプロ-薬用スカルプシャンプー(ノーマル&ドライ)

引用:https://www.aderans-shop.jp/shop/g/g32001926/

50年以上にわたって髪の研究を続けてきたアデランスが開発したシャンプーです。幅広い肌質に対応しており、汚れを洗い流しながら適度な潤いを保つことができます。

メーカーアデランス
分類医薬部外品
価格(内容量)3,960円(370ml)
製品URLヘアリプロ 薬用スカルプシャンプー

MAGMASシャンプー

MAGMASシャンプー

引用:https://jp.sunstar.com/haircare/magmas/product_001.html

加齢によって弱くなった髪に亜鉛を浸透させることで、髪の内側からハリ・コシを与える独自のアプローチが特徴的なシャンプーです。泡立ちのよい細かな泡で洗浄力もあります。

メーカーサンスター
分類医薬部外品
価格(内容量)3,520円(400ml)
製品URLMAGMASシャンプー

「余分な皮脂だけ落とす」「髪にハリ・コシ」はマスト

育毛シャンプーの効果や選び方、おすすめの商品についてご紹介してきましたが、いかがでしたか。

余分な皮脂だけを洗い流すことで頭皮環境を整え、髪にハリ・コシを与えてくれるシャンプーがおすすめです。

その上で、自分の頭髪にとってメリットがありそうな商品を選んでみてはいかがでしょうか。実はコンディショナーやトリートメントも薄毛対策に期待ができる効果がいくつかあります。

詳しくは【薄毛対策や育毛におすすめのメンズコンディショナーとは?】で紹介していますので、シャンプーと合わせてどのような配合成分・商品が良いのか確認しておきましょう。

  • はてなブックマークに追加

RECOMMEND

-AD-