自毛植毛の術後の過ごし方と注意したいポイント

2020/11/27 自毛植毛

自毛植毛の術後の過ごし方と注意したいポイント

かつらでも薬でもない頭髪環境改善治療として注目を集めている自毛植毛ですが、術後の過ごし方に関してはいくつか気を付けておかなければならない点があります。

むしろ自毛植毛をより効果的なものにするためには、術後の生活こそ重要。

そこで、自毛植毛の術後の状態について気になる点や覚えておくべき点を見てみましょう。

自毛植毛を行うとその後はどうなる?

自毛植毛の術後には、いくつかの症状・兆候が見られます。

これらの状態は術後の異常を示すものではありませんが、異変だと感じてしまったり、場合によっては「手術が失敗したのではないか」とさえ思ってしまうことがあるかもしれません。

しかし、これから紹介する状態は失敗ではなく、自毛植毛の術後の症状としては「よくあること」とも言えるので、不安に感じることはありません。

術後には痛みもある

自毛植毛は外科手術です。自毛植毛の施術について詳しく知りたい方は【薄毛で悩んでいる人におすすめ!自毛植毛を徹底解説】をご覧ください。

後頭部の皮膚を採取して薄い部分に埋め込む治療は、広い意味では「皮膚移植手術」になりますので、手術部位には痛みを伴います。

術中に関しては基本的には麻酔を使用しますが、麻酔が切れてしまうと頭部に切り傷を負った状態のような痛みが出ます。

一般的にはドナー採取部分も移植部もおよそ2週間で痛みが消えるとされています。2週間以上たっても痛みがなくならないという場合は、担当医・執刀医に相談してみましょう。

「痛いから」と市販薬を塗布することは、移植部・ドナー部いずれにも悪影響を及ぼす可能性があるので、医師の判断を仰いでからにしましょう。

ヘルメットのようになるという噂は?

自毛植毛の術後は、まるでヘルメットをかぶっているかのような状態になるとささやかれています。

これは特に生え際に植えた場合に起きる現象で、生え際のラインに沿って植毛した場合、手術跡がまるでヘルメットをかぶっているかのように見えてしまうことがあります。

その理由として、タイミングが挙げられます。

同じ日に手術を行う以上、手術跡の術後経過は同じタイミングになります。

赤みが出るタイミング、腫れが出てくるタイミング、かさぶたになり、ポツポツと毛が生えてくるタイミング…。すべて同じになりますので、結果的にまるでヘルメットをかぶっているかのような状態になってしまいます。

これは特に気になることかもしれませんが、いずれ時間が解決することですので、気になるからとあれこれするのではなく、何もせず、なるべく触れないような生活を心掛けましょう。

自毛植毛のダウンタイムについて

自毛植毛のダウンタイム

ダウンタイムとは美容外科手術では一般的な症状で、「元に戻るまでの時間」という意味です。

ただ、男性は女性と比較して美容外科手術とは縁遠いので、ダウンタイムについて正しく把握していない人も多いようです。

そのため、ダウンタイムが長いことに対して不信感を抱いたり、「自毛植毛手術に失敗したんじゃないか」と不安を抱えてしまう人もいるようです。

自毛植毛の治療は「長期戦」

自毛植毛のダウンタイムは、他の美容外科手術よりも短い傾向にあります。

女性に対して行う豊胸手術や二重まぶたの形成術などの美容整形は1週間から2週間程度のダウンタイムがあるのですが、自毛植毛のダウンタイムは数日程度です。

この数字だけを比較すると、自毛植毛のダウンタイムは「短い」のですが、自毛植毛手術を受けた患者にとって、ダウンタイムよりも「いつ毛が生えてくるのか」の方が重要なのではないでしょうか。

ダウンタイムとは毛が生えてくるまでの期間ではなく、術後の腫れや痛みが治まるまでの期間です。そして、普通に毛が生えてくる状態になるまでは半年程度かかるとされています。

術後2カ月から3カ月ほどで産毛として生え始めると、半年前後で黒い毛が生えてきます
つまり、自毛植毛の場合に意識する期間はダウンタイムよりも「生えそろうまで」です。


数日程度で終了するダウンタイムと比較すると、半年という期間は長いです。

また、半年はあくまでも目安で、体験者の声をSNSなどでリサーチしてみると、生えそろうまで1年前後かかったケースも見受けられます。

人気の自毛植毛!効果はどれくらいで実感できる?】に自毛植毛の効果を月別に紹介していますが、個人差が顕著な部分であるとともに、長期戦になる点は覚悟しておいた方が良さそうです。

ライフスタイルとダウンタイムの関係

ダウンタイム、さらには自毛植毛後に毛が生えそろうまでの期間はライフスタイルが大きく関係します。

例えばダウンタイム。おおよそ数日程度ではありますが、その間はできる限りあおむけでの睡眠が推奨されています。
うつ伏せ、あるいは横を向いての睡眠はNGです。

あおむけ以外の体勢で寝ていると、麻酔がまぶたなどに下がってしまい、施術部分とは異なる部分が腫れてしまうおそれがあります。

このような外的要因だけではなく、睡眠や栄養摂取も重要。特に睡眠は体を休ませ、傷口の回復を早める点からも重要ですが、一方であおむけでの睡眠がつらいとの声もあります。

あおむけでなければ麻酔の移動が懸念されるのですが、あおむけの体勢はドナー部である後頭部が枕と接してしまうので、痛くて眠れないという人もいるようです。

ドーナツ型のクッションなどを活用し、ドナー部がなるべく枕に当たらないようにして痛みを軽減してみると良いでしょう。

自毛植毛の術後の過ごし方

自毛植毛の術後はいくつか気を付けなければならない点があります。

いくら手術が良いものであったとしても、術後の過ごし方次第では効果が良いものにも悪いものにもなってしまいます。

そこで、いくつかポイントをチェックしてみましょう。

医師の言いつけを守る

まず、自毛植毛を担当した医師の言うことは必ず守るようにしましょう。「できれば頑張る」「ある程度は検討する」ではなく、「絶対」です。

医師の言葉は医学的見地からのもので、決して適当に話をしているわけではありません。

自毛植毛は外科的手術になりますが、執刀部位だけではなく周辺にも影響が出ます。例えば、施術した後は傷口周辺の腫れや痛みが残りますが、しばらくするとかゆみに悩まされることになります。【自毛植毛でついた傷跡やかさぶたはいつ治る?】でもまとめていますが、自毛植毛でついた傷跡やかさぶたは2週間程度でなくなるでしょう。

それまで、ついついかいてしまいがちですが、かくと頭皮に負担を与えてしまいます。頭皮を傷つけてしまった場合、細菌が入り込んで傷口が化膿して、合併症の原因になってしまうリスクも考えられます。

そのため、医師から言われたことは必ず守るようにしましょう。

説明書などを配布された場合は、適当に読み流すことなく、しっかりと読んでおくようにしましょう。

頭皮への負担を極力避ける

自毛植毛の後は頭皮への負担は厳禁です。

術後の部位を直接かいてしまうことはもちろんですが、圧力などの負担をかけることも控えましょう。

例えばシャンプー。低刺激のものを使うとともに、洗い流す際のシャワーの水圧は弱めにしましょう。刺激の強いシャンプー、圧力の強いシャワーは万全の状態であれば負担になるものではありませんが、自毛植毛の後では負担になってしまいます。

また、帽子やカツラ、ウィッグも控えた方が良いでしょう。これらは装着することで刺激になるとともに、蒸れてしまう点も問題です。

傷口が緩んだり、あるいは緩んだ傷口から細菌が入ってしまう可能性があります。

他にも極力触らないようにする点や、日差しの強い時には紫外線に気を付ける点なども覚えておきましょう。

自分で判断せず医師の判断を仰ぐ

自毛植毛の後、分からないことや不安がある時には遠慮せずに医師に質問しましょう。

ある程度は注意事項を伝えられているはずですが、実際にその状況に直面してみないと分からないことは多々あります。また、そのシチュエーションに遭遇したら忘れてしまうこともあるでしょう。

その際、根拠のない自己判断は禁物です。些細なことであれ、分からないことは必ず相談しましょう。

少しかゆいからと市販の薬を塗るなど、自分自身では「ちょっとしたこと」かもしれませんが、塗った薬によっては術後経過に大きな影響を与えてしまう可能性もあります。

自毛植毛の術後次第でその後が変わる!

自毛植毛は薄毛で悩んでいる人にとって画期的な方法です。

それまでの悩みを改善する可能性を秘めた施術である一方、術後の過ごし方次第でせっかくの自毛植毛の効果が無駄になってしまう可能性も秘めています。

様々な点に気を付けるのはもちろんですが、分からない点は医師に相談し、自毛植毛の効果を最大限に高める「術後の過ごし方」を心掛けましょう。


  • 参考文献
    ・親和クリニック https://shinwa-dr.net/
    ・アスク井上クリニック https://asc-cl.jp/
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